上木さよ子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
伝説の悪魔伯爵に恋した女流作家
個人的にはハーレクインヒストリカルしか読みませんが、トップ3に入るお話です。星10としたい所。
陰鬱な物語の背景の、古城伝説、洞窟、海賊、拉致事件など、サスペンスのハラハラドキドキと、二人の情熱的な恋愛模様が上手くブレンドされて、読み応えがあります。
ヒロインは一風変わった何事にも好奇心いっぱいの人気女流作家。亡霊や呪いなども怖がらず、呪われたお城の不気味な悪魔伯爵に強く惹かれ始めます。
あの封建時代に手に職をもつ経済力のある売れっ子作家であるので、貴族との身分違いの恋のスキャンダルも気にしない勇気があり、また全ての体験が自分の小説の糧になると常にポジティブに考え何事にも興味 -
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Posted by ブクログ
ネタバレダネッタは、2年前から社長秘書の仕事をしていたが、ボスのケイブはプレイボーイで、「結婚」や「愛」というものを、全く信じていないように振舞っていた為に、ボスの目にとまらないように装いはいつも控えめにし、目立たないようにしていた。
だが、友人と出掛けたクリスマスの日に、ボスにドレスアップした姿を見られてしまい、その後は、何故か弟のように「ダン」と呼ばれるようになった。
そんな時、ダネッタに言い寄る男性が現われたことによって、ケイブの気持ちに変化が訪れて…。
ある日、ダネッタの部屋が荒らされたことによって、彼女は一時的に、ケイブの実家に身を寄せることになりますが、そこで彼の継母と義弟に出会います。 -
Posted by ブクログ
購入済み
内容(「BOOK」データベースより)
プルーデンスがゴシック小説を書き始めたのは、ウルフィンガー館のたたずまいに想像力を刺激されたからだ。断崖絶壁に建つかつての大修道院は、今は訪れる人もない。あの荒れ果てた館の中に入れたら、構想も浮かぶのに…。だが、チャンスはある日突然やってきた。館の持ち主レイヴンスカー伯爵が、この地を訪れたのだ。稲光に照らされる黒い馬車、蹄を鳴らす黒馬、漆黒の髪の男。暗い空の下で、プルーデンスは彼を呆然と見つめた。“悪魔伯爵”だわ。作品の主人公にぴったり。
The Devil Earl by Deborah Simmons -
Posted by ブクログ
サイェルヌ3兄妹弟シリーズ第2弾。
.............(あらすじ)...................................
非道な父と仲違いして領地から飛び出して以来、故郷のサイェルヌには近寄らなかったクインは、大領主テュレのお館様の命を受けて帰還した......夢までに見た故郷を受け継ぐ為に。
しかし、豊かだった故郷の地は農奴や領民、居るはずの妹弟たちからも見捨てられ荒れ果てていた!
一方サイェルヌの隣の領地アノシーを、父亡き後女手一つで守って来たメリサンドは、前のサイェルヌの領主にはホトホト手を焼いていた。
非道なやり方で領民を苦しめ、豊かなアノシーに度重なる略奪を -
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