感情タグBEST3
個人的にはハーレクインヒストリカルしか読みませんが、トップ3に入るお話です。星10としたい所。
陰鬱な物語の背景の、古城伝説、洞窟、海賊、拉致事件など、サスペンスのハラハラドキドキと、二人の情熱的な恋愛模様が上手くブレンドされて、読み応えがあります。
ヒロインは一風変わった何事にも好奇心...続きを読むいっぱいの人気女流作家。亡霊や呪いなども怖がらず、呪われたお城の不気味な悪魔伯爵に強く惹かれ始めます。
あの封建時代に手に職をもつ経済力のある売れっ子作家であるので、貴族との身分違いの恋のスキャンダルも気にしない勇気があり、また全ての体験が自分の小説の糧になると常にポジティブに考え何事にも興味深々です。
実らぬ恋でも自分の人生の楽しみは自分で切り開くのだと前進する姿に読者としても応援したくなります。
ダークな振舞いをしてきた悪魔と恐れられる伯爵も、彼の本性を真に理解し彼への愛を素直に表現するこのユニークな女性を愛せずにはいられない。。。胸キュンです。
最後のエピローグではやんちゃな息子の悪魔伯爵2世も出てきて、ほのぼの大円団。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
変わり者のヒーローとヒロイン、独特の魅力があります。
お互いにだけ解る相手の魅力って素敵だわぁ〜。
なんだかアマンダ・クイックの『隻眼のガーディアン』の主人公達の魅力に通じたものがありました。
Posted by ブクログ 2015年06月14日
オカルトな館の主人ヒーローxゴシックストーリーを書くヒロイン
偏屈なヒーローがヒロインにメロメロになっていく様子は、さすがデボラシモンズと言う感じ。
Posted by ブクログ 2010年04月01日
購入済み
内容(「BOOK」データベースより)
プルーデンスがゴシック小説を書き始めたのは、ウルフィンガー館のたたずまいに想像力を刺激されたからだ。断崖絶壁に建つかつての大修道院は、今は訪れる人もない。あの荒れ果てた館の中に入れたら、構想も浮かぶのに…。だが、チャンスはある日突然やってきた。館の持...続きを読むち主レイヴンスカー伯爵が、この地を訪れたのだ。稲光に照らされる黒い馬車、蹄を鳴らす黒馬、漆黒の髪の男。暗い空の下で、プルーデンスは彼を呆然と見つめた。“悪魔伯爵”だわ。作品の主人公にぴったり。
The Devil Earl by Deborah Simmons
Posted by ブクログ 2012年04月27日
普通に読んでも面白いんですが、ヒロインの妹に焦点を合わせるとまた別の面白さがあります。妹の相変わらずさの中の成長は微笑ましい、と同時に考えさせられるものがあります。ヒロインのように独特な自分の世界を持っている姉妹と暮らすということは、よく考えたらとても大変なことなのです。この作品と「シャーロットの冒...続きを読む険」「伯爵家の事情」という作品は関連作です。この三作品をよんでから「最後の子爵」を読むと、何故「最後の子爵」の主人公はこの二人なのか、テーマが繋がります。