井上忠司のレビュー一覧

  • 「世間体」の構造 社会心理史への試み
    ルーズ・ベネディクトの「菊と刀」にでてくる「恥の文化」をさらに展開させていることは評価できると思います。
    クセがなく非常に読みやすくて、論理の展開も丁寧だと思います。

    西洋の「近代的自我」の思想にふれていらい、我が国では「世間の目」を故意に拒否しようとする風潮が、徐々にあらわれてきたように思われる...続きを読む