「世間体」の構造 社会心理史への試み

「世間体」の構造 社会心理史への試み

935円 (税込)

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4.0

世間の目を意識する日本人特有の行動原理とは? 世間に対して体面・体裁をつくろい、恥ずかしくない行動をとろうとする規範意識――それが世間体である。唯一絶対神をもたない日本人は、それを価値規準とし、世間なみを保つことに心を砕いてきた。世間の原義と変遷、また日本人特有の羞恥、微笑が生まれる構造を分析し、世間体を重んじる意味を再考する。世間論の嚆矢となった出色の日本文化論。(講談社学術文庫)

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「世間体」の構造 社会心理史への試み のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ルーズ・ベネディクトの「菊と刀」にでてくる「恥の文化」をさらに展開させていることは評価できると思います。
    クセがなく非常に読みやすくて、論理の展開も丁寧だと思います。

    西洋の「近代的自我」の思想にふれていらい、我が国では「世間の目」を故意に拒否しようとする風潮が、徐々にあらわれてきたように思われる

    0
    2024年03月15日

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