伊藤毅のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ想像していたものと違っていたが、面白かった。自分が想像していたのは、刑法の変遷だったのだが、どちらかというと、会社法や証券取引、著作権など商取引のルールが中心に書かれていたと思う。さわりでフットボールにおける、サッカーとラグビーの分裂が書かれていたが。
考えにもお国柄が表れるらしく、英国人はコストパフォーマンスを重視、フランス人は劇的なものを好み、中国人はメンツを重視する…その中でアメリカ人は分解好き、と書かれていた。自動車の例をあげていたが製作の工程を分解し、一つの工程を担当させていくことで、均質大量生産が可能になったという話。
精神分析でもアメリカは先進国と言えると思うが、そこにもこの分解 -
Posted by ブクログ
弁護士である著者が世界に溢れるルールについて様々な角度からルールを変えていった物語を通してルールについて深掘りした一冊。
サッカーやラグビーなどのスポーツのルールからチューリップバブルから始まった経済のルールや特許を中心とする創造に関するルール、イギリスとフランスの自動車に関する考え方の違い、アシストか放任かで分かれるアメリカやイギリスなど各国の企業に対する政策の違い、インターネットの出現によってルールの実体がはっきりとしてきたことなど様々な観点からルールの作られてきた歴史とについて書かれており勉強になりました。
国によっての捉え方の違いや新しいルールを定着させるためにそれぞれの人物がとった