坂下亜寿佳のレビュー一覧

中学生時代から9年付き合ってる２人。
彼、千尋はその頃からイケメンで浮いてる存在でみんなの憧れの的。
彼女のユキはダメ元で告白しなんとか付き合いだした頃に千尋は街でスカウトされて芸能人となる。

もちろん２人とも公には出来ず、ユキも最近やっと職場に彼氏が居ると話せたくらい、ユキは千尋の事を思ってひた...続きを読む隠しにしてきた。

千尋は母親に棄てられた事を心の底に深く感じるモノがあり、表では割り切っているかのように振る舞っているが、ユキには千尋の本心が見えていて…。

そんな時、千尋にモデルとの熱愛報道が出て、それからユキは千尋となかなか会えない日が続き、もしかしたら振られるのかも…と不安になる。


ストーリーとしては、芸能人と付き合うカップルの宿命といった不安定さでドキドキしながら読めたけど、
ちょっとドキドキが足らないかなぁ…と残念でした。

イマイチ盛り上がりに欠けた。

彼氏の黒木との付き合いは順調のようだけど、でも未だにこの先の事を何も確信出来ないアカリは今は一緒に居られるだけで良い…と強がっていた時に、黒木の携帯に女からの着信を見たが、それは誰？と聞きたいのを我慢してるし、その後寝入った黒木の寝言で｢瑶子｣って元カノの名前呟いてたし。

翌日もアカリは気になりな...続きを読むがらも聞かないし。
そして元カノ瑶子がアカリを訪ねてくるし。
極めつけは瑶子の母親が病で永くないので婚約者のフリを頼まれた黒木はアカリにその事を言うけど、アカリも強がりからか優しさからなのか、｢フリをしてあげて｣のような事を言うし。
ハッキリ言って、このヒロインのアカリが魅力的ではないから引き込まれないんだろうなぁ。

全く持ってこのマンガ、失敗したかも。
もう先は読む気がしない。

この作者さんの書く内容って、どの作品も似てる気がする。

今作も付き合いだした２人だけど、早速夜に元カノから｢死ぬ～｣ってパニックになって元カレの麻仁に電話してきて。
しかも、彼女となった三奈が初お泊まりに来た夜に。

それで麻仁は｢かつて付き合っていたから無下には出来ない…｣などと言って直ぐに戻る...続きを読むからと三奈をなだめて行っちゃったし。
三奈も強がって｢いいよ｣なんて言ってしまうがやっぱり怒ってるし。

麻仁は直ぐに戻ってきたけど、元カノは友人が代わりになだめてたから自分はお払い箱のような事を笑いながら三奈に言っていたけど、ハァ？と思いましたけどね！。
実際だったら無理です。
付き合い出したなら元カノ優先にしないでよ。

んで、元カノの所から一応約束通りの早めの夜に戻ってきた麻仁だけど、三奈はやっぱり我慢出来ずに帰ろうとした所に戻ってきた麻仁に対してプチキレてた三奈は麻仁の胸に軽くパンチして帰ろうとしたら、麻仁は自分の持病の心臓の事を本気かウソか、｢痛え…｣っていってたけど、本当に心臓が痛かったにしてもちょっと同情できなかった。
そしてそんな人騒がせた元カノから何事も無かったかのようなハガキが届いて麻仁と三奈が笑いながら見てたのももの凄くイラッとした。

今回、たまたま三奈が居たから直ぐに戻っただろうけど、居なかったら夜中、はたまた朝帰りでもしたんではないのか？！と疑いますけどねぇ。

作者さんの他の作品でも似たような展開があり、その作品にもイラッとしたので、私には残念ながらこの先生とは合わないかな。

彼女も彼女だけど、彼氏も元カノもオカシイよね？！。

まぁ、元カノの言動は隙あらば元サヤに…ってのは定石だから普通にムカつくけど、でもこの彼女と彼氏、バカなの？って思えた。
彼女の友人が、焼けぼっくいに火がついても知らないよ！と言っていたように普通だったら怒りそうだけど、でもこの彼女、お人好しという...続きを読むか格好つけなのか、読んでいてイラッとした。

そして当の彼氏も、元カノから婚約者のふりを頼まれて彼女に相談するまでは良いけど、彼女からいいよと言われて、じゃあ引き受けるねって…。
ストーリーをキレイに魅せたいのは分からんでもないが、もう、先を読む気にならない。

彼氏も格好つけすぎで嫌になったなぁ。