年配の方の考え方に興味があり 手に取った本のひとつ。
1928年 昭和3年生まれの兼高かおるさん。
今は想像もつかないくらい、女性が活躍するには大変な時代を
パワフルに生きてきた 先駆者。
約30年間を海外取材番組の制作(ナレーション、ディレクター兼プロデューサー)として
地球180周 150か国を旅してきた方。
前向き パワフルで 好奇心旺盛 強気 タフな女性。
わたしとは全く違う女性だけれど かっこいい!
----引用----
「これしかない」
わたくしはこの言葉が好きではありません。
断定的でいかにも強そうですが、このような発送は考えの幅が狭く
いざというときには、臨機応変に対応できない上に
自分の可能性をとことん試そうとしていないのです。
自国のマナー、多人種のタブーを知り
海外では常に親善大使のつもりで
その国の人たちにとって神聖な場所に行ったときには
現地の人以上に敬意を持ってふるまうこと。これもまた礼儀です。
あとは笑顔。
とにかく笑みが女性最大の武器です。
微笑みで心と心を通じ合わせ、ジェスチャーで意志の疎通をはかります。
上手に断りたいときはてを合わせるポーズをよく使いました。
若い時というのは、それが当たり前と思っているので
「若さ」の価値をわかっていないものです。
でも「若さ」というのは絶対に取り返しがつかないもの。
ぜひ大切にしてほしいものです。
仕事に熱中して、わたくしは家庭を作ることをしませんでしたが
そんな自分を棚に上げて、他人には
「できるときにしておけ。産めるときに産んでおけ。」
と言っています。
年を重ねると時間とお金はあると思っている人が多いと思います。
では、何がないかといえば健康。
ここまでは想像ができました。
でも実際に高齢者になってみて気がついたのは友人だったのです。
今でも本当は犬や鳥がそばにいてくれたらと思います。
でも「わたくしが先に死んでしまったら」
と思うと飼えないのです。
わたくしはとにかく体験主義。
自分で納得するまで確実と思わない。