武居俊樹のレビュー一覧

  • 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

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    ネタバレ

    歩く幼稚園

    元妻と現妻(故)が赤塚不二夫をこう表現した
    赤塚だけじゃない
    みんながそろって幼稚園
    年老いて病気して体の自由が利かなくなるまで一生涯青春だった男たちの精一杯が詰まってる
    これが彼らの赤塚の全部ではないけれど
    私は感動しました
    同じ時代に生きられて嬉しいしがんばらなくてはいけないと思う。

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    2011年05月01日
  • 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

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    以下の部分で落涙。

    五〇枚目の原稿を見終わり、老眼鏡を外して、静かに言った。
    「よし終わったぞ。みんな、ありがとう」
    赤塚が深々と頭を下げた。古谷が拍手。それは、その場にいた全員に伝わっていった。僕も力一杯拍手をした。赤塚の目が濡れているように見えた。

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    2009年10月07日
  • 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

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    天才の一人だね
    その天才を描くことができるのは
    その天才その人ではなく
    その周りにいた人しかできないこと
    それにしても
    なんと 魅力あふれる 人たちだろう

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    2011年08月23日
  • 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

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    赤塚不二夫さんと長い道のりを共に歩いてこられた、
    編集者・武居俊樹さんのエッセイ。

    赤塚不二夫という不世出のマンガ家さんの、
    すごさと、バカバカしさと、そして哀愁が
    ひしひしと伝わってきた。
    また赤塚作品をしっかり読み直してみたくなった。

    そして。
    映画『これでいいのだ!!』は、
    この著作のいいところをまったくくみ取っていない(--;。

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    2011年05月15日
  • 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

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    小学館で長く赤塚さんを担当したという編集者が書いた赤塚さんのお話。古き良き時代、と言ってしまえばそれまでだけれど、今では考えられないような
    エピソードが満載。手塚治をはじめ名だたる漫画家たちが出てくるのも楽しい。とても良い本でした。課題図書とかにするにはやや下ネタが多いのだけれど、出来るだけたくさんの人が読んだら良いと思いました。

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    2011年03月22日
  • 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

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    入社し少年サンデーへ配属。すぐに著者は赤塚を担当した。「おそ松くん」が連載され、「少年バカボン」が連載始まる頃。
    豪快な漫画業界にどっぷり浸かり、赤塚へ信頼されて編集者として片腕になっていく。
    「レッツラゴン」ではキャラクターとして登場。

    担当を外れたあとも「赤塚番」となり続け、別の雑誌を担当しても、たった一言で赤塚の原稿を持っていく。
    赤塚の伝記でありつつも、編集者の目から見た視点をとることで、一歩引いた立場の賛辞で綴られる、壮絶な赤塚の人間性を見事に描いた。

    率直にして繊細、罵倒と愛情と信頼と諦念。相反する感情をあえて整理せず、奔放に生きた天才の一面をざっくばらんに語る。
    手塚治虫や美

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    2009年10月04日
  • 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

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    作品に誰も介入させなかった手塚治虫と対比して、赤塚不二夫はアイデアと呼ばれる会議でフリージャズのように発想を膨らませて漫画に取り込んだ。後に筆者が赤塚一人でアイデアを出した作品はつまらなかったと回顧している。

    赤塚不二夫は符号であり、関わった全ての人が赤塚不二夫の漫画を作り出したと言えるのかもしれない。
    また、はちゃめちゃでハレンチで下品なエピソードが随所にあり、昭和の時代が持つ馬力の凄さに脱帽した。昭和の空気感を知るにも良い本だと思う。

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    2025年08月15日
  • 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!

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    後半のアルコールに頼っていく様子はちょっと痛々しい所もあるけれどTVマスコミに水割りグラスを持って談志師匠なんかと出ていたっけ。病気の心配もあったが茶の間を楽しませてくれていた。家族歌合戦での替え歌が最高です。

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    2009年10月04日