武居俊樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
入社し少年サンデーへ配属。すぐに著者は赤塚を担当した。「おそ松くん」が連載され、「少年バカボン」が連載始まる頃。
豪快な漫画業界にどっぷり浸かり、赤塚へ信頼されて編集者として片腕になっていく。
「レッツラゴン」ではキャラクターとして登場。
担当を外れたあとも「赤塚番」となり続け、別の雑誌を担当しても、たった一言で赤塚の原稿を持っていく。
赤塚の伝記でありつつも、編集者の目から見た視点をとることで、一歩引いた立場の賛辞で綴られる、壮絶な赤塚の人間性を見事に描いた。
率直にして繊細、罵倒と愛情と信頼と諦念。相反する感情をあえて整理せず、奔放に生きた天才の一面をざっくばらんに語る。
手塚治虫や美