桜井進のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数学はロマン!
数学の公式は「発見」であって「創造」ではない、それを創ったのは数学の女神であり、その発掘をするのが数学者の仕事である。
考えたこともなかったけど、確かにその通りだ。
人間の身体、ミツバチの雌と雄の比率、ヒマワリの種子の配列、オウム貝のらせんなど、自然界のいたるところに黄金比(1:約1.618)が隠れていて、そこには神が創ったとしか言いようがないほどの美しさがある。
宇宙が数学でできているって考えると感動する!
どんな数の羅列(たとえば誕生日や電話番号など)でもπの数列のどこかに必ず含まれるらしく、πはこの世でもっとも神秘的な数だということがわかった。
そのπを -
Posted by ブクログ
数学は好きだけど、苦手でした。
唐突にコレオボエロ!と言われている感じがするからです。
小学校6年間やってきた算数が覆ることもあるし。
中学の勉強ってそういうもんだと言われてしまえばそうなのかもしれないけど、納得できないというか、腑に落ちないです。
この本はその納得できなかったり、腑に落ちなかったりするところを教えてくれました。
ただ、読むにあたりある程度の知識は必要かなと思いました。
高校1年生のとき、テストでビリ常連だった私は読むのにちょっと苦労したところがありました。
でもでも、その苦労よりもずっと面白さが勝ります。
「数学は美しい」と熱弁していた高校時代の先生の気持ちがわかったような気 -
Posted by ブクログ
数学はどこから来たのだろう?人はなぜ数学をするのだろう?
長年数学を学び教えてきた著者が案内する、ロマンと感想を求める数学の旅。
確か以前に、算数のテストで『かけられる数』と『かける数』を逆にしたし気を×にされたことが物議をかもしましたね。この本の紹介にもそれらしきこととか、『マイナス』×『マイナス』がプラスになる理由など、当然知ってはいても理屈はよく分かっていないことなど雑学的な者かと思ったのですが、けっこう難しかったです。まあでも、先の『マイナス』などはなるほど!と思えましたし、きちんと閉じている円の円周率が無限に続く無理数で表わせられるなど、少しだけ新たな世界を垣間見られたようでした -
Posted by ブクログ
結構面白かった
最初の方に書かれた、数学の導入の部分で
そもそもその記号の意味をしっかりと教育していない日本のやり方としっかりとこの記号の意味を英語に置き換えた際の意味、ニュアンスの伝わり方 この違いがすごく面白かった。
数学を分からないからって逃げてきた人
実は英語がわからないからって逃げてきた私と対して思考回路が変わらなかったようだ。
ちょっとしたことなんだけど伝えることの重要性、意味を理解することの大切さ
そういったものを数学を題材に示してくれたので、私個人としてはすごく理解するに至った。
ただ、数学って奥が深い
発想の転換だけでも相当な問題解決につながることも示されており、やはり