桜井進のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「私は この小説を書くときに、読んでくださる人が小学六年生までの漢字を読む力があれば読んでもらえるものと思ってこの作品を書き始めました」
と「氷点」を書いた三浦綾子さんがいってらっしゃいました。
この本の中で出張授業をされる先生たちは
もちろん、その道のプロフェッショナルの方たちです
そして、聴いている対象者たちは 中学生、高校生たち
その語り口が そのまま 一冊の本にまとめられました
その「語り口」を読んでいて
冒頭の三浦綾子さんの言葉を思い起こしたのです
本当の専門家は
ただ感心させるだけでなく
それなら 僕も(私も) 何かやってみよう
そんな気にさせてくれる方なのです -
Posted by ブクログ
ネタバレ数学科の知人に借りた一冊。私自身も理系だが工学分野専攻のため今までの授業で深く数学を学ばず、計算の手段程度の意識だったので、数学そのものへのインセンティブを与えてくれる面白い内容だったと思う。数学とはいえ二ケタの掛け算にはじまり円周率や無限の考え方についてなど親しみやすい内容かつ各章が短く読みやすかった。(私としてはいくつかのテーマはもう少し掘り下げてもいいかと。)中でも、無限についてはとても興味深く他の書籍を探してより理解を深めていきたい。個人的な話をすると、私自身これからより専門的な勉強を始めていく手前だったので、これからはもっと「数学」に注目して勉強を進めていくのも面白いなと感じた。
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Posted by ブクログ
著者は、主に数学に関する著書を多数発表しているサイエンスライター。
「数学はロマンと感動を求める旅。数学のロマン、それは神秘、無限、永遠」という著者が、学校で習った基礎的な定理・公式から、世界の数学者が長年かけて発見した定理・公式まで、具体的な例を挙げて、数学の美しさ・神秘・魅力について語っている。
魅力的な数字、「完全数」、「友愛数」、「素数」。
ミロのヴィーナス、パルテノン神殿、レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた人体図、エジプトのピラミッド、オウム貝が描くらせん、ヒマワリの種の配列など、世の中の美を支配する神の比率と言われる「黄金比」と、法隆寺の建造物などに使われる「白銀比」。
和音が濁らな -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、日常にあふれている数学の活用を通して、数学の面白さや美しさを紹介する本です。
数学が苦手だった経験をもつ人は多いと思います。
自分もその一人です。
数学は苦手で、数学ってなかなかとっつきにくいイメージがありますが、教科書にはのっていない数学の面白さが提供されています。
授業で数学をやるときに「数学ってなんだ?」「数学の面白さって?」ということを追究しようと思いました。
しかし、いきなり難しい本は挫折するからやめておこうと思い、タイトルから本書をとってみました。
授業者として数学の面白さを知るきっかけになったため、この作者の本をもっと集めて広げていこうと思います。 -
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