中村伸一のレビュー一覧

  • ようこそドラマチックジャーニーへ

    Posted by ブクログ

    2018年10月に地球探検隊という一風変わっているが、たくさんの人から愛された旅行会社が歴史の幕を閉じた。
    「地球探検隊」と出会った多くの人たちは参加した旅からかつてないほどの影響を受けて、新たな人生の一歩を踏み出していった。

    たかが旅に出ただけで、人生が変わる?

    経験のない人からすれば、信じ難い話かも知れない。
    しかし、旅にはそれだけチカラがあるのだ。

    そんな地球探検隊を率いた中村伸一さんは、お客様を「隊員」と呼び、その旅をきっかけとして一生付き合う覚悟をして旅に同行した。
    そんな中村さんを隊員たちは「社長」とは呼ばず、「隊長」と言って慕った。

    本書は、そんな中村隊長と地球探検隊との出会いをきっかけに人生を劇的に変えた人たちの物語を綴った一冊である。


    私自身も旅を仕事にしてきて31年が経つゆえ、多いに共感できるところがあった。

    今や旅行とは日本人にとって当たり前の文化になった。
    しかし、情報が溢れている現代において、人びとは事前にネットでありとあらゆる情報を調べて、綿密な旅の計画を調べてくる。
    旅行当日はその計画した通りに巡ることが、ある意味で目的になってしまっている。

    しかし、昔から「トラベル」は「トラブル」が語源と言われるくらい、旅先では様々なことが起きる。
    予定調和なんかない。予定不調和の世界なのだ。
    本来、この予定不調和が旅の醍醐味なのだが、現代ではクレームになってしまう。


    その点、地球探検隊のツアーはまったく違う。
    旅のテーマに魅力を感じて世界中から集まった人たちで巡る現地集合現地解散の「多国籍ツアー」は予定不調和しかない。
    ツアーには決して語学が堪能ではない若者たちが参加をし、世界そして自然の中で過ごしながら、肌や目の色の違う人たちと旅をするうちに仲間となり、様々なことを感じていく。
    自分が生きてきた世界なんて、ちっぽけなものだと気がつくことが出来るのだ。
    だからこそ、その旅をきっかけとして多くの若者が生き方を変えていった。

    日本発着の「大人の修学旅行」には老若男女がそれぞれの想いを胸にツアーに参加をした。
    そこでも、人びとはたくさんの仲間とともに様々なことを感じ、やはり生き方を変えていくのだ。

    繰り返しになるが、旅にはチカラがある

    でも、ただ単に旅に出るだけではダメだ。
    旅はあなたの人生も何も変えてはくれない。

    変えていくのはあくまでも自分の意志だ。
    旅先で何を感じ、何に気が付き、そして何を決断するか?
    すべては自分次第なのだ。
    ようは、旅は思い切って空へと身を躍らせた人だけに、大きく羽ばたける風になって力を貸してくれるだけだ。

    書中に何度かこんなフレーズがでてくる
    「今日は昨日の延長じゃない」

    旅に出ているときを思い返すと
    この言葉に頷く人も多くいるかも知れない。
    しかし、日常生活においてはどうだろう?

    本当は一日一日は違うはずなのに、いつの間にか「平凡な毎日」なんて思ってしまったりする。
    否。
    毎日毎日、自分が新しい人生を生きるという意識を持たなければならないのだ。
    そう意識をすれば、毎日が刺激的で、毎日が感謝に溢れたものになる。

    よく人生は長い旅に例えられる。
    そう、だから旅を愉しめる人は、人生を愉しめる。

    「人生がつまらない」
    「幸せではない」
    「何のために生きているのか分からない」
    という人には読んで欲しい1冊です。

    0
    2020年08月29日
  • 自宅で大往生 「ええ人生やった」と言うために

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    自宅で逝くためには何が必要か。
    家がもつ不思議な力とは。
    住民の日常に寄り添う医療を展開する総合医が在宅での看取りを綴る。
    自宅で見事な大往生を遂げた人々のエピソードも多数収録。

    [ 目次 ]
    第1章 自宅で逝くということ(人生のゴールで;「家」をめぐること;看取りのいま・むかし)
    第2章 在宅看取りを支えるために(私が看取りにこだわるワケ;医療の限界から行政との愉快な連携へ)
    第3章 地域=コミュニティーの医療を考える(地域医療の抱える問題;医療崩壊から医療再生へのヒント)
    第4章 お互い様とおかげ様―名田庄における医療危機と患者‐医師関係(名田庄の地域医療、三つの逆風;支えるつもりが支えられ)
    第5章 「先生」を看取る(いつだって、患者さんが先生だった;もしも家逝きを決めたなら;医者泣かせの逝き語録)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年03月27日
  • 入門! 自宅で大往生 あなたもなれる 「家逝き」達人・看取り名人

    Posted by ブクログ

     動物は動けなくなる、食べられなくなるとお迎えの刻のサインになるが、人間の場合摂理に逆行するする様々な処置がある。痛みの緩和を含め、食事、呼吸、心臓に関する処置は、延命か否かという簡単な二元論では語れないもの。そして介護と看取りは大きな問題。朝起きた時、「あっ、生きとった。死んでるかと思ったのに」(生きるも死ぬも)「どっちでもええわ」そんな心境になれたら最高ですw。逝きの覚悟とでもいうのでしょうか。1963年生まれ、福井県おおい町の診療所長、中村伸一 著「入門!自宅で大往生」、2019.3発行。

    0
    2021年03月19日
  • 引っぱらないリーダーが強いチームをつくる

    Posted by ブクログ

    もう始まっているかもしれない新しいリーダー像。周りがよく見えている人というのはHSPにも通じるところがあるように思う。人の多様性がますます認められるようになってきているから今だからこそ、リーダーの理想を押し付けるのではなく、協調型のリーダーが求められ、その存在が重要になってきているのだと思う。どんな理由であれ、また、原因がその場にいない人に対してだとしても、リーダーがイライラいしてたらやっぱりチームに悪影響を与えるよね。

    0
    2020年07月26日
  • ようこそドラマチックジャーニーへ

    Posted by ブクログ

    長年、いわゆるパック旅行では無い五感で感じる旅行ツアーを企画運営してきた中村伸一さんの本。本を読むと中村さんのツアーはただの旅ではなく、旅が終わった後の人生を大きく変える力のある旅であることが分かる。旅に参加するまで面識のなかった海外の人達と何日か苦労しながら旅をする。会話力はもちろん人間力、体力、注意力、色んな側面が、試される。住み慣れた街を離れることが旅では無い。まだ見ぬ自分を探しに、まだ知らない経験を積むことがドラマチックジャーニーであり、それが人生なんだと気付かされてくれる本。ドラマチックジャーニーに参加した人の感想がたくさん載っていましたが、まとまりがなく少し読みにくかった。ストーリー性に乏しいのでとても面白いという本をではな買ったですが、中村さんの考え方はよく分かりました。

    0
    2020年11月25日
  • 入門! 自宅で大往生 あなたもなれる 「家逝き」達人・看取り名人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「家逝き」が可能性の一つとして、例示されている。
    万能ではないが、選択肢の一つである。
    「私の心づもり」を用意すること。
    ”死”を知って、初めて”生”の存在をはっきりと感じ取ったのです。

    0
    2019年07月15日
  • 引っぱらないリーダーが強いチームをつくる

    Posted by ブクログ

    2人の異なるタイプ、業種のリーダーシップ論。
    お2人とも実体験に基づく話なのでとても説得力がある。
    ただ、内容的にはよくあるように感じる内容だった。
    文章はとても読みやすくすらすらと読みきれた。

    0
    2019年05月22日