鴨居貞明のレビュー一覧

  • 狂気の建築家 ―渡邊洋治の作品と生涯―

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    「第三スカイビル/軍艦マンション」1970年 東新宿
     外壁が鉄板 渡辺邦夫が構造設計(幕張メッセ、東京国際フォーラム他)
    「ザ・ピーク」案 1982年 最高傑作 龍の形態 異端の翼
     香港ビクトリアピーク 高級マンション
     ザハ・ハディッドの案(ランボルギーニ・ニューウェーブ/磯崎新 評)に決定 

    直江津市で代々大工の一族 商工学校 日本ステンレス 徴兵 陸軍士官 復帰
    久米設計 一級建築士 浜松市役所庁舎設計1952年  
    早稲田大学 吉阪研究室助手 吉阪=コルビュジエの弟子  

    渡邊建築事務所 1958年
    奥多摩四部作 
    糸魚川善導寺 8個の橋脚の上にピロティ屋上 スロープ 
     コルビジュエ5原則(ピロティ 自由な平面 自由な立体 水平連続窓 屋上庭園 )
    井籠の家 1966年
    龍の砦(嶺崎病院) 1968年 反角円派 斜面に螺旋状建物 コルビュジエ越え?
    最高裁判所庁舎案(優秀作品)1969年 古代日本建築 釈迦三尊の教え 
    第三スカイビル 1970年 鉄のマンション アピタ70計画 カプセル挿入方式 
    第五スカイビル 1971年 傾斜制限による上部の反りにエレベータ機械室の飛び出し
    空中配置の家/キの字型の家(山崎邸)1971年 2階と4階が飛び出し 3階バルコニー
    ポンピドゥーセンター案 1971年 螺旋形状+鉄のユニット
    斜めの家(1976年)妹夫婦のため 木造住宅 銅箔張り スロープで2階へ 
    1983年 くも膜下出血で永眠 甥の佐藤武志が後を継ぐ

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    2026年10月08日
  • 狂気の建築家 ―渡邊洋治の作品と生涯―

    Posted by ブクログ

    建築界からは不当なほど低い扱いを受けながらも、クリエイターやサブカル界隈からは支持を集める昭和の建築家、渡邉洋治(1923~1983年)の評伝&作品紹介です。
    僕が建築学科の学生だった90年代は、この人の名前を一度も聞いたことがなかったし、代表作「軍艦マンション」も全然有名ではなかったです。
    それほど忘れられた存在で、評価もされていなかった人です。
    しかし、知れば知るほど稀有な才能の建築家で、なぜ不当に貶められているのか、本当に不思議に思いました(多少の再評価はされているようですが、それでも日本建築界の外部からの影響が大きいようですし)…内藤廣の言う通りですね。
    そもそもこの本も、建築施工の人が書いたというのが如何にもという感じ。
    「異端」と呼ばれる建築家はたまにいるけど(ファッション異端も多そうだけど)、「狂気」とまで呼ばれたのは渡邉洋治だけですね。
    でも、実際には狂ってなんかいないし、それだけ誰も彼のことを理解できなかったんでしょう。
    彼を評価した藤森照信でさえも、あるいは。
    …しかし、本当に日本の建築界って狭量で、しょうもないなあと感じました。

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    2026年08月24日