澤田典子のレビュー一覧

  • よみがえる天才8 森鴎外【電子特典付き】
    森鴎外は臨床に立たなかった医師、政治家ともよく関わった軍医総監であり帝室博物館総長として人生を終えた人物。まさに複雑怪奇な天才だろう。
    内容は軍医時代のところに多く割かれているため「作家・森鴎外」より「軍医総監・森林太郎」に興味のある方向け。
  • よみがえる天才3 モーツァルト
    分かってはいても、もはや現代的な芸術家像の枠組みにとらわれずに、モーツァルトがどんな人だったか想像する事は困難です。さらに加えて日本人なら小林秀雄の影響も。

    本当に全く純粋に「いま、ここで」流れているモーツァルトを聴く事ができれば、
    一体どんな言葉になるのか?本書を読んでたらそんなことが頭に浮かび...続きを読む
  • よみがえる天才8 森鴎外【電子特典付き】
    自らも医者であり作家の著者が鴎外の足跡を辿る。
    ここでは作家鴎外ではなく、軍医総監の鴎外に焦点を絞り込んでいる。医者としての鴎外って天才とは言えないような気がするけど…。
  • よみがえる天才4 アレクサンドロス大王
    名前は知っているし、とにかく広大な領土を手にした人だということは知っていたけど、もう少し詳しく知りたいと思って読んだ。今となってはわからないこともたくさんあるが、そこが想像が膨らみ、面白い。父親の影響の大きさ、コンプレックスとか人間味あふれるアレクサンドロス大王を感じられた。
  • よみがえる天才4 アレクサンドロス大王
    アレクサンドロス大王は当時、世界一の王で、32歳の若さで亡くなったが、人々をひきつける魔力のような輝きを持っていた。
    超強力兵器の「サリッサ」すごい。
    父はヘラクレスの末裔、母はアキレウスの末裔。アレクサンドロスはギリシア神話の2大英雄の血を引いている。
    武力征服、侵略、民族絶滅戦争のような凄まじい...続きを読む
  • よみがえる天才3 モーツァルト
    音楽に興味が今までなく、映画をきっかけにモーツァルトの人間性に興味が出て、読んでみた。天才にも種類があり、ベートーヴェンとモーツァルトの違いをわかりやすく説明している。読んだ後には、モーツァルトの曲を聴きたいという感情になる。
  • よみがえる天才3 モーツァルト
    モーツァルトの音楽には喜怒哀楽のすべてが凝縮されている。その作品数、ジャンルの多彩さなどからも天才としか言いようがないけど、それでいて偉大って形容は似合わない。18世紀後半、音楽家は職人から芸術家に変わっていくけど、最初の芸術家と言ってもいいかもしれない。
    ベームがモーツァルトを評した「もしベートー...続きを読む
  • よみがえる天才2 レオナルド・ダ・ヴィンチ
    万能の天才と言われるレオナルド・ダ・ヴィンチ。名前の由来はヴィンチ村のレオナルドで、婚外子として生まれ、決して恵まれたとは言えない中で育っていくが、主に絵画を通した人生が詳説されている。
    寡作にして遅筆、なぜ絵筆を先に進めないかと問われ、考えている時間にも作品は進行している、という答えに思考の深さが...続きを読む
  • よみがえる天才1 伊藤若冲
    若冲の絵を多少は見たことのある初心者にとって、ちょうど良い解説。聞き書きで構成されているのか、話し言葉が柔らかく理解しやすくなっている。
  • アテネ民主政 命をかけた八人の政治家
    民主主義の源流は、教科書によれば、古代ギリシアのアテネ。

    直接民主制というスタイルだから現代の間接民主制とは大きくことなるが、だれでも参加と責任をおうとう意味では同じ。

    しかし様相は大きくことなる。

    まず官僚も政党も存在しないから自分で説得してリーダーになるしかない。それは何を意味するか。市民...続きを読む