河合太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書籍名同様、ヤバいとしか言いようがない複雑怪奇な日本の住所システム…というか、全然システムじゃない!
私自身は、GISにほんの少し触れる機会があり、日本の住所のヤバさを垣間見ていたつもりだったが、ここまでのカオスだとは思わなかった。その混沌と複雑さに、読んでいて途中で本当に気分が悪くなり、思わず何度も止めたほど。むしろ今、Webで曲がりなりにも住所の正規化や正誤チェックがよくできているな!裏の苦労が忍ばれる。
行き当たりばったりの処置で体系立てた管理の意識がなく、歴史的経緯や地域コミュニティーを言い訳にしてきたツケが、情報化・国際化に耐えられずに、いろいろ問題を起こす元凶になっている。その構図に、日本で真のDXましてAXが進まない、一つの背景を見せつけられた。
少子高齢化どころか無子超高齢化がさらに進み、都市部の多国籍化と地方の過疎化はさらに加速する。その中で、AI時代に価値が問われる地理特性としての住所は、これからどう扱われていくのか?それを考える入口として必読。 -
Posted by ブクログ
仕事で多くの荷物の発送などに携わってきたが、日本の住所は本当に厄介だなと思っていた。それがこの本でやっぱりなと納得。
全国統一の分かりやすい住所に簡単に移行できないのは、大昔から住所というものがあった優れた国だったからということでもあるのかな。近年までちゃんとした住所制度がなかったというサウジの例を読むとそう思える。
日本郵便のデジタルアドレスの話もちょいちょい聞くようになったが、結局は郵便IDありきのデータベース頼みであることや、システムダウンの可能性もゼロではないこともあり、完全に移行するのは危険な感じ。
デジタル庁に頑張ってもらって将来うまいこと変わっていけばいいね。 -
Posted by ブクログ
日本の住所表記をシステム化するのは難しいという目線で書かれています。面白い日本の住所を単に紹介するのではなく、マイナンバーなどのシステム化するに当たって、住所の法則がまるで掴めないことから、この問題の複雑さが見えてきます。
興味深いのはもともとは『北のほうにある〇〇村の△△さん』というだいたいの方角と名前だけで表していたこと。そして、市町村が住所変更を決めることができること。この二つが問題の本質に感じました。
アメリカのように何もない場所に住み始めた場合は、格子状に区割りして機械的に住所を当てはめることができますが、歴史のある場所ほど今までの『しがらみ』があり、そうもいかないのでしょう。
単なる難読地名や面白い由来の住所ではなく、こうした目線で住所を見たことはなかったので、新しい発見のある本でした。 -
Posted by ブクログ
おもしろーい!
地図ソフト開発のエンジニアさんが
自身の経験をもとに語る
「日本の住所表記が多彩すぎてヤバい」本。
時々言われる、地名に災害の痕跡が…
っていう意味のヤバいじゃないんですよ。
東京では隣り合う別のビルが同じ住所だったり
明石市には同じ漢字で
読み方の違う住所があったりと
なんて配達の人泣かせなんだ(^◇^;)
番地についても確かに
ハイフンでつないでも「の」でつないでも
「○番○号○棟○号室」って書いても
別に間違いじゃないですもんね。
後半では、今後の住所表記の展望や
住所以外で特定の場所を表す方法など
これからの話も載っていました。