あらすじ
京都住所の「上ル」「下ル」、1階と2階とで市が違うビル、長野県長野市南長野県町、住所の中に「ABC」や「渡辺」の文字――。
日本の住所は実はツッコミどころだらけ。全国のユニークな住所をたどると、そこには歴史の偶然や行政の事情、地域の人々の思いが隠されていた。
なぜこんな住所が生まれたのか? なぜ今も残っているのか?
住所データに泣かされてきたエンジニアが、思わず人に話したくなる住所の謎を徹底解説。
AI時代の住所の未来まで見通す、日本再発見の一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本の住所を扱う厄介さをAppleマップ開発者が苦労した経験を元に語り尽くす本。定義があいまいかそもそもない、国が一元管理せず地方任せの部分が多い、そのため地方の歴史や事情がダイレクトに反映される力学が働く。その上に各人それぞれに表記揺れ、ハイフンとーなど判別しにくい文字が多すぎも加わってカオスの極み。そりゃあウェブ入力フォームでは書式をやかましく強制するのも当然だと納得しました。
Posted by ブクログ
まちの情報や地図を、古地図や昔の地域史眺めるだけで一日過ごせるわたしには大好物のような本でした。再現性のあるシステムにすることがもたらす利便性と、そのまちにしかない再現しようがない住民ひとりひとりの話、どちらもわかるので、試行錯誤の歴史をまとめてくださって感謝です。
Posted by ブクログ
まあ、住所について書かれているが大変なことはすごくわかる。
住所と聞くと3つあって
1.1998年(平成10年)2月から7桁になったんだけど、その際、7桁の番号書いて、あとは番地から先を書いておけば届くよ
といわれたけど、年賀状でもそうだが都道府県から書いているよね。あれ、なんだったんだろと。
2.京都に学生時代住んでいた知り合いが、株買おうと思ってネットで登録するのに住所が文字数以上になって書けなかったと言っていた
3.住所というかマンションだと高さの番地(?)が明確ではないからすべてドローンで直に宅配というのは(エネルギー問題は別にして)現実的ではないと某関係者に言われたことがある
そもそも住所ってなんだろね。いや仮に旧家だとしても先祖伝来の土地に住み続けているとしても
住所は昔からこうじゃないよね。
だって都道府県ってのは廃藩置県からだし。
Posted by ブクログ
京都の住所表記の章は脳トレのようで面白くて何回も読み返してしまった。住所表記のいくつかのパターンと、その例外を「なぁ、めんどくさいやろ?」と若干disしながら、面白おかしく淡々と紹介してくれている。地図と長年にらめっこしてきた著者が、日本の「ヤバい」住所にいつのまにか愛を持てるようになるまでの過程をお裾分けしていただきましたよ。誰かに喋りたくなる本。
Posted by ブクログ
タイトルからして、軽い単なる雑学本と思いきや、しっかりとした住所考察であった。ある住所をただ珍しいで終わらせるのではなく、なぜそれが生まれたかをわかりやすく説明してくれる。軽い気持ちで読み始めると疲れるので、要注意である。