手原和憲のレビュー一覧
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ねこ好きに超オススメ。
突然やってきた女子高生、でも実は飼い猫「ミル」。ミルは化け猫、大正生まれ!
猫の時のフリーダムと、大正生まれのおばあちゃんぽさと、でも女子高生の初々しさが同居するミル。かわいい、かわいすぎる。
猫姿はそれ以上にキュートだ!
とはいえ、萌えやギャグを中心としているわけではなく、そんなミルの悲しい過去や心の葛藤なども描いていて、作品として深みがある。
絵柄が、女の子としてはたいしてかわいくは無いのが難点ではあるが、逆にそれで「萌え」でくくられるのも回避している面もあるか。あと、どうでもいいけど、主人公がモテモテ王国のアイツに似てる(笑 -
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9巻では県央杯決勝の模様が描かれている。雨宮親子の首の懸かった一戦の結末が描かれているが、その内容についてはここでは差し控えたい。
しかしそれにしても、どうしてもこぼしたくなってしまうが、商業作品というのは残忍である。スラムダンクにおける愛知の星などを思い返しても、伏線が未消化のまま結末を迎えることになってしまうのは読者にとっても心底残念なことだ。まあ、あれは作者の判断での終止符だろうが……。
泣いても笑っても、次の10巻で本作はピリオドを打つことになっている。その結末がどんな模様であるのか見守りたいところだ。
今回は星四つ半相当と評価している。この巻自体の評価は今少し高いのだが、シ -
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静岡編の終了と、新キャラ(マネージャー)の追加があった6巻である。
静岡編の展開などは、きちんとサッカー漫画としての楽しみが描かれている。百武君の当初の苦しみなどは、よくよく見かけることだろう。例に出てきたホアキンが古巣ベティスで活躍しているところなどを思えば、ここでの百武君の活躍はなおさら感慨深いものがある。
そして、新キャラとして登場した梅さん。作者はだいぶ気を遣って新ヒロインの魅力を描こうとしていることが窺われる。それは十分に成功していて、第58話のお遊びなどは大変素晴らしい出来栄えだった。
今回は星四つ半相当と評価している。これからにも期待して読んでいきたい。 -
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永遠に一緒に居続けられないからこその選択。異形の家族と一緒に歩んだ物語最終巻。
別れる時がくるまで。共に過ごせないと思ったからこそ自ら別れを切り出したミル。いずれくることならばいっそ自分からっていうのは誰しもが思うことですが、それは相手と話しきってから決めたことがどうかが大事です。今回アキの選択はどこか夢見がちな選択だったかもしれないが、それでも自分を含めたたくさんの人の笑顔を生み出す結果となっていたのが良かった。中越を傷つけることになってしまいましたが、その分ミルとの別れがくるときまで、後悔のない付き合いができればせめてもの償いができるんじゃないでしょうか。別れがきても笑ってそれが迎え