天海りくのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女王になることのみを考えて育てられた王女アレクシアが、実直な貴族の青年ギデオンと関わることで、恋や愛、己の自我を知っていくお話。
ラブストーリーというよりは、王女の成長物語という印象を受けました。
人によっては説明くさく感じるかもしれませんが、世界観がしっかりと作り込まれているのが良かったです。
複数の王子・王女の中から選挙で王国の次期王を決めるという設定が具体的で想像しやすく、読みやすく感じました。
またこの世界観が、選挙に勝って女王にならなくてはいけない、当選したら次の選挙のために複数の夫との間に沢山の王子・王女をもうけなくてはいけない、という状況を生みだしており、きらびやかでありながら空虚な王女の立ち位置を際立たせていました。
母親をはじめ周囲の人々が王女を何としても選挙に勝たせるべく、選挙活動や女王の職務に邪魔になる「人を愛すること」を愚かで悪だと教え込み、結果自分の気持ちを考える機会を奪われていた王女の様子は、とても切なく思いました。
王女が次第に思いを寄せるようになり、成長の鍵ともなるギデオンは、実に生真面目な青年です。
女性慣れしていないためすぐに真っ赤になるなど、ついクスリとしてしまう場面が多々あります。
ヒーローだけでなく王女の弟や侍女の描写も丁寧で、それぞれの抱える思いまで描かれているので、最後まで飽くことなく楽しめました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めて、途中(けっこう序盤)で読むのが止まって、それから長い間放置してた文庫。やっと読み終わりました(笑)読むのが乗ってきたら意外とサクサク読めたな。もう2巻も出ちゃってるよ、みたいなww
帯に「皇女様のスパルタ婿教育!?」って書いてあったけど、フィグの教育はそこまでスパルタではないような。そして、クロードも何もできない優男というよりは、やれば出来るけど今までそれをやろうとしなかっただけなんじゃ。フィグに褒められて嬉しい!もっと頑張る!!って感じで尻尾とか振ってそうな子犬系ヒーローって感じ?クロードと結婚する前のフィグは家族のために自分ひとりですべてを抱え込んでいて、一人で頑張りすぎるタイプでしたね。内政問題とか暗殺とか、殺伐した生活を送っている中で、クロードと出会えて良かったね~。彼に癒されたんだよ。そんなフィグがクロードと心を通わせ合う内に周囲の大切な人たちに頼ることを覚えて、成長していく様子が読んでて良かった。
ただ後半はちょっと突っ走り感と詰め込み感が・・・。妖精王とか。でもそれがあったことでタイトルの「影の王」に成程!とも思ったので妖精王は必要か(笑)
ヘタレワンコは2巻でどうなったのかがちょっと気になるので2巻も買おうかなぁ~。チラ読みしてから考えよう!