児玉清のレビュー一覧

  • 寝ても覚めても本の虫

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     児玉清さんの遺稿集『すべては今日から』を読んだ後、もう少し児玉さんの話を聞いていたいなぁと思って、本書を手に取りました。こちらは児玉さん最初の著書の文庫です。

     タイトルからもわかるとおり、本への愛が炸裂しております。それもかなり濃密で、読みごたえがありました。児玉さんの大好きな作品、大好きな作家のことが、具体的にこれでもかというほど語られています。ディック・フランシス、ジョン・グリシャム、マイクル・クライトン、ネルソン・デミル、トム・クランシー、ケン・フォレット、ジェフリー・ディーヴァー、スティーヴン・ハンター、パトリシア・コーンウェル、などなど。

     少しだけ内容が『すべては今日から』

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    2021年04月07日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    児玉清さんが英語原書の本を読むほど本好きと知らなかった。好きな作家の本が翻訳されなくなったことを機に読み始めたそうだ。英語力がある訳じゃないと児玉さんは自分で言っている。読み進むうちに解ってくるとのこと。後半にはミステリー女流作家の話題に入るが、どの作家さんも美人らしい。ハードカバーに載る写真からも惹きつけられて手に取るらしい。それにしても、アガサ・クリスティは読んでいないとあるからビックリだ。亡き児玉清さん、生前のブックレビュー番組を見てみたかった。

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    2014年11月06日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    自身としては、なんとなくこれまであまり手に取らなかった海外の著作に、魅力を感じさせてくれた本でした。文章がとても読みやすく、かつ解りやすく、たくさん本を読んできた方だからこそ、なのだと思いました。今は、R・プレストン、J・ディーヴァー、P・コーンウェルを読みたいです。

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    2013年05月25日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    かわいい!
    なにこのかわいいおじさま。

    天敵の先輩が勧めるクリスティーを意地でも読まないとか、どこの中学生的反抗心なの!かわいすぎるよ!

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    2013年05月04日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    自分が「これは面白いなあ」と思った作品の解説が児玉さんであることが多く、読書の傾向が似ているのかなあ、などと思ったりしたのだが、とんでもない話で、読書量が違うのだ。特に、海外ミステリーは半端ない量で、名が知れている作家の作品は殆どフォローしているのではないか。
    本書の紹介の内容がまた秀逸。どれも読んでみたくなるようなものばかりで困ってしまう感じだ。

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    2012年12月31日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    「アタックチャンス」でお馴染み、故・児玉清さんの『寝ても覚めても本の虫』を読んだ。小学生から晩年まで、欠かさず毎日やったことが読書だったというほどの読書家。英米文学を中心に、読書愛をこれでもかと、愛を込めて滔々と語る姿に笑みがこぼれる。あとがきで書かれていた、まだお金がなかった新婚時代。高額な本を買いたい児玉さんが、奥さんと口論になり放った一言、「こういう本は女房を質に入れても買うべき本なのだ」。

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    2017年05月06日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    児玉清さんの「目利き」で紹介された珠玉の海外ミステリーが紹介されています。ここで紹介されている本は、どれもすぐ読みたくなっちゃうから、要注意!!

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    2016年04月30日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    おもしろかったー!ほんとうに本が好きで、ほんとうにたくさん読んでる方は言葉の端々にその豊かな教養が滲み出ますね。素敵な方だった。もっと早く、児玉さんが読書家だったことを知っていればなあ。

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    2015年05月16日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    本を読むわくわく感があふれていて、読んでいるとこちらまで楽しい気持ちになる。そして、本読もう〜とうきうきする。自分が今まで読んでこなかった方面なのだけれど、児玉さんの楽しそうな文章に誘われて、早速本屋さんに行きたくなります。

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    2015年03月01日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    児玉清さんの、いかにアメリカのミステリが好きか、という本(笑)
    何て言うか、私があまり読まない作家ばかりだったけれど、この人が子どものように読書が好きで、すごく面白いんだよ!!と興奮しているようすが可愛らしかった。
    読むのはちょっと疲れた。この本はここがこんな風に面白いんだよー!てなことを延々と聞かされた気持ち(笑)

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    2014年07月27日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    とても面白かった。
    児玉清さん自身が良い文章を書くなあ、と思いました。本への愛情と温かな人柄が行間に滲んでるからかなあ。
    これは…海外小説を無性に読みたくなる!原書で!そのためには英語を勉強しなければならない、その根性はない!!
    姉と少女小説とか、先輩とクリスティなど、リアル文学青年じゃ…!というエピソードにほっこり。

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    2014年09月16日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    本自体が好きなんだなぁというのがひしひし伝わってきた。本が捨てられないの言葉には、奥さんさぞかし苦労しただろうなぁと思うとともに、私は私なりに本と付き合い断捨離してくはよと誓う。
    アメリカのサイコスリラー系って映画はよく見るし好きなジャンルだけれど、本で読んだことはあまりなかった。けれど、こんなに愛情をもって語られたら読まずにはいられない。手始めにコーンウェルの検屍官あたりから始めようかしら。アメリカのサスペンスをよみはじめるのにはとってもいい指南書である。
    ゆくゆくは私も著者が語る、作家自体がもつ独特のリズムを英文からダイレクトに味わえるようになりたいものだ。

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    2014年01月05日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    ミステリー、しかも米国英国に偏っているきらいは、ありますが、かなり秀逸なブックガイドだと思います。本に対する愛情と人柄が偲ばれる良い本だと思いました。こんな本をもっと、書いてほしかった。

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    2013年12月27日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    ネタバレ

    分類としては書評本になるのだろうか。
    評論というよりは、お勧めの本を紹介しているブックガイド、という方がしっくりくる。
    紹介されているのは海外の作家が大半を占めていて
    自分の読書傾向とは少々方向性が違うのだが
    そこに挟まれているエピソード、書籍や作家に対する愛情というか執着心というものに
    いちいち共感しながら読み進めた。
    クリスティを読まない話、蔵書のことで奥様と喧嘩したエピソードなど
    本のことになるとあのダンディな児玉さんがこんなにも少年ぽくなってしまうのか、
    と意外に可愛らしい部分が見えたのも楽しかった。

    読み手の興味をそそる掴み(というかマクラ)、
    内容を紹介するときにどこまでネタバレ

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    2013年07月06日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    読み上手は勧め上手

    作品を褒めなさいというスタンスが、淀川長治さんから、というエピソードが印象深い

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    2013年05月11日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    アタックチャンス!のイメージが強い、渋い俳優の書評本。もっと古典どころばかりかと思ったけど(まあ、最初の方にその片鱗は覗かせているけど)、取り上げられているのは海外ミステリーばかり。その意外性もあったけど、本当に本の虫なんだなって思える熱い語り口につい惹きこまれる。海外文学は苦手の範疇だけど、何人か手に取ってみたいと思わせる作家も現れた。故人だから、とかはなしに、楽しめる書評集でした。

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    2013年01月07日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    昨年亡くなった児玉清さんの本。タイトル通り、児玉さんが読んだ本の書評がメインに据えられつつ、中盤では映画の話ばかり出てきたりしていて、本に限らず文化芸術というもの全般に深い造詣があった方なんだなぁと、納得しながら読めました。

    この本で紹介されている限りでは、児玉さんの興味の対象は古典ではなく現代の海外作家によるフィクション作品がほとんど。しかも原著のまま、新刊ハードカバーで購入して読んでおられたようです。なんかもう、それだけで凄い。

    この本のオリジナルが出版されたのが2001年、文庫版が出版されたのが2007年。主に紹介されている作品は、オリジナルが出版された2001年以前のものですが、面

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    2012年07月24日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    客先からの帰りに最寄り駅の本屋で偶然に見つけた一冊、「アタック25」で有名な児玉さんの著書となります。
    ちなみに、何故か本屋をフラフラと見て回ること自体が好きだったりもします、何も買わなくても。

    主に英米の著書についての読書遍歴が綴られており、そのどれもが「本」に対する愛情であふれています。
    普段外国の大衆小説には余り食指の動かない自分ですが、ちょっと手を出してみようかなと考えてしまいました。

    その中でも特に印象に残ったのが、淀川長治さんの一節について。
    「(人に薦めるのに)褒めないで誰が映画を見ますか」、とは至言だと思います。

    確かに「自分が貶したモノ」をひと様に薦めても仕方ないですし

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    2024年10月22日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    児玉清さんがこれほどに読書好きとは知らなかった。噂には聞き齧っていただが、ガチの読書フリークじゃないかというのが素直な感想で。本を読むことが好きだからこそ、仕事として引き受けた時の本への向き合い方など、ジレンマを感じてしまう。だいたい20年以上前のエッセイだけれど、今改めて読むと本屋の書棚から本が消えたなと感じる。児玉さんの気になる作家たちの本をどれだけ新刊書店で購入できるのか。どんだけベストセラーの作家といえども入手困難な一冊が多いのよ。

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    2025年09月30日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    児玉さんの本への愛が伝わるブックエッセイだった。
    ほぼエッセイ内で紹介されてる小説を原書で読んでらして尊敬。原書で読めたらさらに読書ライフが濃くなるのだろうなぁと憧れが強くなった。

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    2025年08月28日