児玉清のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
アガサ・クリスティー『杉の柩』を読んだが
まあ、いつも通り達者、なにほどか言うこともなし
クリスティーは文庫本で約86冊あるが、そのうちの54冊目だということぐらいかな
(全作品を読破したいということをやっているので)
ところであのクイズ番組で有名な、しかも
超読書家でも有名になって、TVで読書案内、文章も、ものなさっていらした
亡児玉清さんはクリスティーを読まず嫌いだったそう、、、、
ふぇ~~~!とびっくり
そのわけは
大学時代の大嫌いな先輩がクリスティーを大変にあがめていたらしい
おせっかいにも、違うものを愛読していた彼を小ばかにしたものだ
そのことに反発して「読むものか! -
Posted by ブクログ
「レビュアー」としての児玉清の文章を
最初に読んだのは有川浩の作品の解説文だったと思うが、
今のところ、自分がこれまで読んだ小説の解説の中で
この人のが一番読みやすくて面白かったという
印象をもっている。
この本はそんな児玉清さんが
最初に出した本であるブックレビュー集。
とにもかくにも引き出しが多い、という印象。
更に(仕事の関係もあるとは思うが)
海外の作家に直接会いに行くなど、
かなりアクティブに作品だけでなく
その著者の人柄も含め
味わっている様が伝わってくる。
まさに書評家としてのモデルとなりうる方。
ただ、残念ながら解説対象が海外もの、
更にスパイものやらサスペンスといった
-
Posted by ブクログ
トーハンのPR雑誌に連載していたエッセイを加筆して発行された本。意外にも著者初の単行本だったらしい。
90年代後半の連載なので、その当時の流行作家がほとんどだ。もう消えてしまったような作家もいれば、今も現役バリバリの人気作家もいる。好きな作家の新作が発売されるや、邦訳を待ち切れず原書で読んでしまう貪欲さ。本の虫という言葉も、この人が言うと本物だ。
紹介される作家は海外エンタメ作家ばかりで、当時の自分の趣味と合っていなかったので、読んだことがあるのは数作しかなかった。(映画を観たものはいっぱいあったけど、それは読んだと言わないから) レビューを読むと、読みたくなってしまう本が多い。正 -
Posted by ブクログ
読書の習慣がない頃から、なぜか毎週見ていたNHKBS 週刊ブックレビュー。
司会をされていた児玉さんは、子供ような笑顔で作家達にインタビューしたり、評論する。
本当に本が好き何だなぁとこちらまで嬉しくなる。
このエッセイも、児玉さんの本好きがいかんなく表現されている。
ただ、ほぼ全て海外ミステリー小説、作家について語られています。
このジャンルが好きな方は間違いなく堪能、参考になり、より一層広い読書の世界へ誘ってくれるでしょう。
私はほとんど馴染みのないジャンルだったので正直少し退屈でした。
この本の中で大量の海外ミステリー小説を推薦してくれているので、何冊か読んでみようかなと思う。
もし