児玉清のレビュー一覧

  • 寝ても覚めても本の虫

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    渋い演技とアタック25のイメージが強い児玉清さんだが、実は超が付くほどの読書家だった。「週刊ブックレビュー」の番組では長年司会を続けてこられた。氏の好きなジャンルは至極分かりやすく、エンタメよりしかも男の子が好き!そうなものに偏っていたように思う。著書ではその一端が伺える。また海外の大衆文学がお好きなようで挙げられる作品もそちらに偏っている。凄いのは好きな作者の作品がでたら居ても立っても居られず、原書を買ってきて読むほどの徹底ぶり。あの博識な印象はそこからも来ていたのだろうか。

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    2025年05月27日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    アガサ・クリスティー『杉の柩』を読んだが
    まあ、いつも通り達者、なにほどか言うこともなし
    クリスティーは文庫本で約86冊あるが、そのうちの54冊目だということぐらいかな
    (全作品を読破したいということをやっているので)

    ところであのクイズ番組で有名な、しかも
    超読書家でも有名になって、TVで読書案内、文章も、ものなさっていらした
    亡児玉清さんはクリスティーを読まず嫌いだったそう、、、、

    ふぇ~~~!とびっくり

    そのわけは

    大学時代の大嫌いな先輩がクリスティーを大変にあがめていたらしい
    おせっかいにも、違うものを愛読していた彼を小ばかにしたものだ
    そのことに反発して「読むものか!

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    2020年06月16日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    本への想いと愛情がよく伝わってくる。自分も、妻との戦いを30年続けているし、何より、寝転んで読むスタイルが同じで嬉しい。

    本書で紹介されているのは海外のスリラー、サスペンスが中心だが、この分野、一時、内藤陳さんのお勧めに夢中になり、かなり読んだ事がある。

    ここ暫く、特に翻訳物はあまり読んでないが、また読んでみたい気持ちがふつふつと湧いてきた。

    たしか、数年前にお亡くなりになったとおもうが、紹介されている本を読む事でお弔いしたい。

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    2015年09月06日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    「レビュアー」としての児玉清の文章を
    最初に読んだのは有川浩の作品の解説文だったと思うが、
    今のところ、自分がこれまで読んだ小説の解説の中で
    この人のが一番読みやすくて面白かったという
    印象をもっている。

    この本はそんな児玉清さんが
    最初に出した本であるブックレビュー集。

    とにもかくにも引き出しが多い、という印象。
    更に(仕事の関係もあるとは思うが)
    海外の作家に直接会いに行くなど、
    かなりアクティブに作品だけでなく
    その著者の人柄も含め
    味わっている様が伝わってくる。

    まさに書評家としてのモデルとなりうる方。
    ただ、残念ながら解説対象が海外もの、
    更にスパイものやらサスペンスといった

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    2015年05月17日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    ネタバレ

    タイトル通りの本の虫の著者。
    読んだ本への愛情があふれるエッセー。
    すぐに読みたくて原書を読みこなすという熱意には恐れ入る。
    古典やビジネス本を読まなければならないと思い込んでいた自分に、「面白本を読みなさい」と肩の力を抜いてくれた本である。

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    2014年04月13日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    前半はエッセイ的だが、後半は洋書を一冊ずつ紹介してお勧めするような内容。氏の海外ミステリへの強い愛情がひしひしと感じられ、そんなに面白いのかと紹介本を逐一読みたくてたまらなくなる。

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    2013年11月28日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    この本、児玉さんのあとがきが面白い。
    本が好きすぎて仕方がない児玉さん、わかります。
    アメリカやイギリスで洋書のハードカバーを買い込み、重くて仕方がない話、洋書をなんとか読みこなしている話…ためになります。

    児玉さんはなくなったけど、今でも本を読んでると確信を持てます。

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    2013年10月20日
  • 寝ても覚めても本の虫

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     トーハンのPR雑誌に連載していたエッセイを加筆して発行された本。意外にも著者初の単行本だったらしい。

     90年代後半の連載なので、その当時の流行作家がほとんどだ。もう消えてしまったような作家もいれば、今も現役バリバリの人気作家もいる。好きな作家の新作が発売されるや、邦訳を待ち切れず原書で読んでしまう貪欲さ。本の虫という言葉も、この人が言うと本物だ。


     紹介される作家は海外エンタメ作家ばかりで、当時の自分の趣味と合っていなかったので、読んだことがあるのは数作しかなかった。(映画を観たものはいっぱいあったけど、それは読んだと言わないから) レビューを読むと、読みたくなってしまう本が多い。正

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    2017年08月15日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    本への愛情あふれる1冊です。本の世界だけに没入して閉じこもる事なく、読書に熱中した上で、そこから世界と視野を広げる著者のスタイル。これこそ、読書家としてのあるべき姿ではないでしょうか。「あとがきにかえて」と銘打たれた「本のある日々」の章は、本好きな人ならば必ず頬がゆるみ、憧れを感じる事でしょう。児玉さんは読書家である以上に、この上ない愛書家なのです。

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    2012年09月17日
  • 寝ても覚めても本の虫

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    読書の習慣がない頃から、なぜか毎週見ていたNHKBS 週刊ブックレビュー。
    司会をされていた児玉さんは、子供ような笑顔で作家達にインタビューしたり、評論する。
    本当に本が好き何だなぁとこちらまで嬉しくなる。

    このエッセイも、児玉さんの本好きがいかんなく表現されている。
    ただ、ほぼ全て海外ミステリー小説、作家について語られています。
    このジャンルが好きな方は間違いなく堪能、参考になり、より一層広い読書の世界へ誘ってくれるでしょう。

    私はほとんど馴染みのないジャンルだったので正直少し退屈でした。
    この本の中で大量の海外ミステリー小説を推薦してくれているので、何冊か読んでみようかなと思う。
    もし

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    2012年07月29日