村上尚己のレビュー一覧

  • 円安の何が悪いのか?

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    世間に蔓延っている間違った「悪い円安論」を真っ向から否定する、円安のプラスの効果を著した啓蒙書です。そもそも為替レートはどのようにしてきまるのか。
    [1]為替レートは、両国の通貨価値の変動によって変わる。
    [2]両国の通貨価値は、両国の物価上昇率(インフレ率)の変動によって変わる。
    [3]1と2を組み合わせると、為替レートは両国の物価上昇率(インフレ率)の変動によって決まる(変動率の差で決まる)

    加えて、今迄の日銀が行ってきた政策の失敗。(自分の読書ノート参照)
    岸田政権は、もっと早く減税政策を行って、円安のメリットを活かして国民の可処分所得を増やすべきだった。

    ①長期の円安は脱デフレを伴

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    2025年04月10日
  • 日本経済はなぜ最高の時代を迎えるのか?―――大新聞・テレビが明かさない マネーの真実19

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    日本経済がトランプ大統領の経済政策とアベノミクスの相乗効果により、円安株高になり今までの経済停滞が解消されるというお話です。とても、分かりやすく簡潔に書かれている所に読みやすさを感じました。著者の職業柄、投資に適した分析も入っているので、投資家の方々にも参考に読んでみることをお勧めしたい一冊です。

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    2017年03月30日
  • 日本人はなぜ貧乏になったか?

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    マネックス証券のチーフエコノミストによる円高・デフレがどうして続いてきたか、どうすれば解決するかを世に問う一冊。
    基本的にはこれまでの日銀がいかに日本経済にとって弱体化させる方向に施策を行い、それをまるで正しいことのように言い募ってきたかをこれでもかと完膚なきまでに叩きのめし、それと全く逆の施策によって日本経済が劇的に改善していくと、豊富なデータを使って示していく。その中には新聞や書籍などでいかにもその通りと言ってしまいそうになる説(例えばデフレの正体の藻谷氏の説など)を唱えている人に対しても、それを覆す事実を示すことによって否定していく部分もあり、これまでなんとなくわかったようなわからなかっ

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    2013年03月18日
  • 日本人はなぜ貧乏になったか?

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    デフレ不況や金融政策やそれらへの俗説についてデータを用いて説明している。これまでリフレ派の本を読んできたが、内容はそれらとあまり変わらないが、資金買い入れ基金についての説明は読んだ限りの本で書かれた物はなかったかな。これが初めてかな。

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    2013年02月15日
  • 円安の何が悪いのか?

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    分かりやすい。いかにFRBが優秀で、日銀がダメかが分かる。文中にもあったが三重野〜白川の間、失策が続き、日本はダメージを受け、いまようやくそのつけを払い終えようとしている。そんな中の円安悪論を正論で論破している。

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    2025年01月23日
  • 日本人はなぜ貧乏になったか?

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    「2〜4%のインフレ目標政策」「ゼロ金利政策の長期化」「大規模な量的緩和政策」の3点セット
    →本当にマネタリーベースの残高を増やしていくだけで景気が回復するのだろうか?

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    2018年11月04日
  • 日本の正しい未来 世界一豊かになる条件

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    世間に蔓延する嘘や雰囲気に騙されない為に特に若い方に読んで頂きたい本。メディアやそれに連なるコメンテーターや識者が垂れ流す偽りを根拠を用いて正しています。具体的には日本の借金問題やデフレ、国債、人手不足などです。増税などの経済負担は将来世代や現役世代に負担を押し付けるのではなく、高齢世代に「自分達のツケ」を負担させるのが最も合理的で自然な方法だと論じていて、その通りだと思いました。

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    2018年07月05日
  • インフレ貧乏にならないための資産防衛術

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    この人はマネタリストだよね。アメリカの経済学が世界の基準だと思い込み、アメリカのマクロ経済学を唯一絶対で全知全能の経済学として信仰している。しかも、その自覚すらない。

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    2014年12月22日
  • 「円安大転換」後の日本経済~為替は予想インフレ率の差で動く~

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    日本の円高が日銀の政策不足と海外(アメリカ)との予想インフレ率の違いが関係していると説いている。
    終始一貫して日本のデフレ脱却のためには円安が必要だと。
    アベノミクスが円安株高に向かった。作者の予想通りに進展してきている。
    本のとうりになるのか楽しみである。
    ただし、1ドル=105円はとうに過ぎてしまった。

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    2014年11月27日
  • 日本人はなぜ貧乏になったか?

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    アベノミクスの柱のひとつである金融緩和とは何か、なぜ必要か、を説明し、それをしてこなかった日本銀行の政策が失敗だったと説く。
    他国と比べて日本が特異なこともわかった。

    100%賛成というわけではないが、具体的な提言は将来に希望を持たせる。グラフや数字を多様しているのはいいが、マジックでもあり如何様にも見せられる。

    ずっと右肩上がりの景気になったときに、エネルギーやエコの観点でどうか、というのは気になる。

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    2013年04月01日
  • 日本人はなぜ貧乏になったか?

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    Twitterにて平日に日経新聞の記事への批評、NY市場の総括、そしてリフレ政策の有益性、反リフレ派への反論を適切に書いている村上さんの著書。


    正直、Twitterで少々口が悪いというくらい痛烈な批判を展開しているので怖いイメージがあったが、本を読むとおしなべて理路整然であり、無駄なものが一切ない表現方法とグラフの使い方で過去十数年のマクロ政策の間違いを指摘している。


    本の作りで-1☆にした。本の内容はいいのだが、このサイズの本で書かれる文量が少なく、こちらの方が初心者向けやアベノミクスって何?金融緩和って何?という人には読みやすいので、そういう層に向けて書いたのであろう。


    しかし

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    2013年03月24日
  • 日本人はなぜ貧乏になったか?

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    経済の事はよくわからないので、この人の主張が正しいのかどうかははっきりとは分かりませんが、ちょっと話の進め方が強引な感じがしました。とは言え、読んで納得できる部分も多く参考にしようと思います。日銀にすべての責任を押し付けている感じがとてもするのですが、いろいろ調べてみようと思います。

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    2021年05月22日
  • 日本の正しい未来 世界一豊かになる条件

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    前に買って長いこと読まずに置いておいたので、賞味期限切れになってるかもと思って慌てて読んだ。
    1行でまとめると、「安倍政権は増税などという馬鹿なことはやらないだろうから、2020年代は明るい社会がやってくるよ!」という内容です。大雑把過ぎて申し訳ありません。
    この楽観的な予想のハズレっぷりは、むしろ今まで読まずに消費期限が切れたからこそ楽しめる内容だった。残念ながら。

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    2020年02月10日
  • インフレ貧乏にならないための資産防衛術

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    インフレ時代の金融資産の中核は日本株 プラス2%のインフレ目標は、ほとんどの先進国採用されている標準的な政策枠組みだが、それまで日本銀行は、その導入を強く否定していた 

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    2015年06月22日
  • 「円安大転換」後の日本経済~為替は予想インフレ率の差で動く~

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    他人の著書に対して辛辣な意見を付している。データを確認することなく勘や思い込みを基に著された事実誤認の記事がまかり通っていると真に手厳しい。円安・円高、デフレ・インフレ、いずれも長所があり、短所がある。定量的に示すものがあれば分かりやすいのだが、本書は決してそうはなっていない。冒頭威勢のいい言辞に大いに期待したのだが、実際はとんだ肩すかしに終わった。

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    2014年01月28日
  • 不透明なインフレ経済を見通す 新しいお金のルール

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    株式市場、為替市場の二つの部分を大まかに説明して過去の事実がどのような市場のデフレ脱却、円安トレンドの方向に結び付いたのか。
    FRBの政策、PBRの読み方や使い方、リスクプレミアムの考え方などが書いてあった。
    チャートの詳しい読み方など載っていた。

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    2013年09月18日
  • 日本人はなぜ貧乏になったか?

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    経済関連の書籍が大量に出回っている今、リフレ派の考え方の参考として読むことにしました。

    構成は全てQ&A方式となっている上に、データも示されていて、著者の主張の意図は非常によく分かる内容となっています。

    過去の日銀の政策を批判し、デフレの責任は日銀にあると主張し、ゼロ金利、量的緩和、インフレターゲットの政策をとることでデフレから脱却できると説いている。現在の異次元緩和での結果を楽しみに待っていたい。

    確かにいろいろなデータによる実証で主張は明確だが、今後について日銀の政策のみで明るい未来が描けるのか、というと若干理解しにくいと言わざるを得ません。藻谷浩介さんの『デフレの正体』を批判してい

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    2013年09月04日
  • 「円安大転換」後の日本経済~為替は予想インフレ率の差で動く~

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    日銀の量的緩和の重要性について詳しく書かれていて分かりやすい。
    「大規模な量的緩和は危険だ」という意見もよく耳にするので、果たして日本経済はどこへ向かっていくのか、様々な見解を元に考えるのは面白い。

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    2013年05月23日
  • 「円安大転換」後の日本経済~為替は予想インフレ率の差で動く~

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    数値を用いて丁寧に説明されているように見受けられるが、
    この人にとっていい面だけを取りあえげているようにも読める。

    例えばあるドル円と日米ベースマネー比率の相関に関してだが、
    たしかに相関があるように見えるが、明らかに見ないところがある。
    明らかに見えないところを理論的に補足してくれている。
    が、例外を説明しだしたら、どの理論でも説明可能に思えてしまう。

    基本的にはどの説明も理論や、数値を挙げて説明してくれている。
    その意味では良書なのかもしれない。
    が、私自身の知識不足から、
    本当に言っていることがあっているのかどうかの判断はつかない。

    どうしても、「が」とか、「ただ、」がついてしまう

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    2013年04月29日