平沼正樹のレビュー一覧

  • しねるくすり

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    ネタバレ

    面白かった。薬学の知識が皆無でも読みやすかった。めっちゃ良いところで終わった。
    私はずっと薫がセリーヌだと思っていたが由乃でびっくりした。一人称を使い分けてるのはずるいな〜
    どうして生きることが肯定されていて死ぬ事はダメなのか考えてみたが、あまりまとまらなかったが私が死ぬのを駄目っていう理由は分かった。多分私は死ぬことを逃げ道として肯定すると死んだ方が楽、生きてるのは辛い(負け)になってしまうからだろうなと思った。

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    2021年02月25日
  • しねるくすり

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    生き方の中に死に方は含まれるのだろうか?
    もし、楽に死ねる薬があったら自分はどうするのだろうか?とか考えさせる本でした。
    薬学が全然わからない人でも読める作品です。

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    2022年04月06日
  • しねるくすり

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    生きることに疲れた
    しねるくすりがあれば違った生き方ができる
    色んな事情を抱えながら皆生きている
    他人には見せない一面を誰もが持っている

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    2021年09月20日
  • いきるりすく

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    表紙を見る限りでは、ポップなエンタメ系な物語を想像していたのですが、それとは違い、ハードボイルドを匂わすような警察小説でしたので、良い意味で裏切られました。

    主人公は、女刑事の安西京香。妹の死をきっかけに休職を余儀なくされた。復帰後最初に命じられたのは、ある自殺事件。そこから、アイドルの自殺事件や父の死の真相など様々な事実が、連鎖のように明らかになっていきます。

    「しねるくすり」の続編ということですが、単体として楽しめました。ちなみに「しねるくすり」は未読です。

    次々とリズム良く出来事が発生するので、飽きさせような作りになっていました。あっと驚くような展開というわけではありませんが、しっ

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    2020年05月04日
  • キリノセカイ III.目醒のウタ

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    落とし方としてはよかったんじゃないかと思う。
    主人公の仙堂が最後まで殺されないが不自然とか、黒幕が自信たっぷりなわりには情けなく崩れるとか、桐生の死はいらないんじゃないかとか、色々不満な点はあります。あと、クローンはまぁいいとして記憶を簡単に扱いすぎな気がしました。
    でもまぁ、全体としては楽しめたシリーズでした。

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    2014年01月18日
  • キリノセカイ II.報復のサガ

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    少しずつ状況が見えてきた2巻。
    ヘリが墜落したり、都知事が失踪したり、結構重大な事件が続いているのに、意外と東京が平穏なのがちょっと不自然かなぁ。

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    2014年01月15日
  • キリノセカイ I.キオクの鍵

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    角川ホラー文庫ではありますが、ホラーではないですね。
    霧に覆われた東京を舞台にした群像劇。様々な思惑が入り乱れているストーリーですが、1巻ではまだまだ全貌は見えず、といった感じ。

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    2014年01月15日
  • しねるくすり

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    「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」
    帯に書いてある言葉が、本当に分かる。
    もし、この本に出てくるような薬があったのなら、欲してしまうと思う。

    簡単に死ねる薬があったとして、それを誰かが配っていたとしたら、それは悪だと言えるのだろうか。
    その薬を持っているだけで、安心のようなものを得られる人もいる。

    いわゆる、しねるくすりを巡るミステリーなのですが、そのくすりの事を色々と考えてしまう作品でしたら。

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    2024年05月05日
  • しねるくすり

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    「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」と笑った親友は、薬を飲んで自殺した。 薬科大学での青春ミステリー。 重い話ではあったけど、わかるようなわからないような。私もお守りみたいな1錠はほしい。でも市販薬では、しなないよ。

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    2023年05月30日
  • いきるりすく

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    ネタバレ

    この本は「しねるくすり」の続編で、自分は「しねるくすり」を読んでいなかったが充分楽しむことができた。総評として、確かに自殺者も多く安楽死が叫ばれているこの時代、飲んだだけで死ねる薬があったとしたら、社会に大きな影響を及ぼすだろうなとは感じた。その薬の持つ魔力や、警察の仕事などが事細かに描写されていたのは良いところだと思った。ただし、双子の入れ替わりや、最後主人公が薬の魔力に魅入られるシーンに関しては若干の唐突さというか無理矢理感は感じた。
    しかしながら面白い作品であったことは変わりない。

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    2022年02月05日
  • しねるくすり

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    映像作品を主として活動されておられた著者、平沼正樹さんが手掛けた小説。

    ミステリー小説なのですが、どちらかというとエンタメに近く、語り口も柔らかくて現代的なので読みやすかったです。

    「もし、一錠で苦しまずに死ぬことのできる薬がこの世にあったら」というお話。
    今作『しねるくすり』の続編として、『いきるりすく』というお話があるようで、そちらを読んで初めて完結する感じですね(『いきるりすく』は未読)。

    ポップな表紙はダイスケリチャード氏が担当されています。まさに映える表紙。
    上下巻(という呼び方が正しいのかは置いておくとして)を見比べて思うことは、この『しねるくすり』に描かれている女性が上から

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    2021年10月20日
  • いきるりすく

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    前著『しねるくすり』を読んでいた方がより楽しめるかな。
    「私たちは不完全な自分を受け入れながら前に進んで行くことしかできないのですね」...。一センチにも満たない大きさの白い球体に替わる何かを自分は持っているだろうかと考えさせられた。

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    2021年04月30日
  • いきるりすく

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    ネタバレ

    ストーリー自体は面白かったけど、双子の妹が姉のふりをして実際に自殺したのは姉の方だったところは無理があるんじゃないかと思ったり、夢の描写は分かりづらいところがあった。ラストは結局薬を持ってたの??っていう想像させる終わり方。

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    2021年03月12日
  • しねるくすり

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    いつでも死ねる薬を手にした人と100日後に死ぬことが確定してるけど本人だけはそのことを知らないワニ、どっちの方が幸せなんでしょう

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    2020年01月21日
  • しねるくすり

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    表現が面白いと感じた。

    一錠のくすりで死ぬ権利を手にいれることができる。それによって生きる力が引き出されること、死に方は生き方に含まれるかなど考えさせられることが多かった。

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    2020年01月10日