高根正昭のレビュー一覧

  • 創造の方法学

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    友人がオススメしていたので読んでみた。古い本ではあるが、内容まで古びてはいない。量的研究、質的研究、仮説をいかに立てるか、など卒業論文を書こうとしている学生は読んでおいて損はない一冊。個人的には3章の「理論と経験」をつなぐがお気に入り。

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    2011年07月25日
  • 創造の方法学

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    『知的複眼思考法』の流れで読んでみた一冊。
    結構、ってかかなり難しいし、複雑な論理が多い。

    ①因果関係の推論の三原則(1)従属変数(結果)に対する独立変数(原因)の先行(2)両変数の共変(3)その他の変数の統制
    ②実験的方法、統計的方法、組織的比較例証法、参加観察法っていう四つのタイプの問題分析の手法がある
    ってとこくらいしかわからんかった・・・・・

    ちょっと読み急いだ感があったな。
    時間がある時に理解しながら読むようにしたい。

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    2011年06月12日
  • 創造の方法学

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    ネタバレ

    赤の他人を他人とは扱わない社会性を身に着ける。
    読み書きそろばんは、3つのR=reading、writing、arithmetic=基礎学科。
    アメリカでは大きなキャンパスの中に多くの教授が住んでいる。
    実験的方法は、社会科学の方法としては限られた方法である。小集団で現在の出来事しか対応できない。
    1936年の大統領選挙では、リテラリーダイジェストは200万の意見を郵送で集めた。対してギャラップは、3000人の有権者しか含んでいなかった。無作為抽出法。

    数量的方法と質的方法との対立。
    サーヴェイリサーチの方法。
    組織的比較例証法=統計的方法のようなサンプルに基づく証拠ではない。
    数量的研究と

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    2022年03月15日
  • 創造の方法学

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    社会科学における研究の方法論。一般化した思考法の基礎。
    類書と共通するところが多く、古典として著者の経験を参考に。

    ・記述と説明の差分としての、「なぜ」という疑問、結果と原因をつなぐものを探り当てる仮説、検証のための方法論

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    2021年04月17日
  • 創造の方法学

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    ネタバレ

    大学の課題の本。印刷の文字からしてもう古い。古いが、内容はすんなり頭に入ってきて読みやすかった。
    社会調査するときにどんな方法を取るのがいいかなって話。
    ただ、調査法の画期的な方法を教えるよ!!本当これすごい!!って割とページ使って引っ張って結局対照実験ですって…。…。もちろんそれだけではないけど。

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    2021年03月26日
  • 創造の方法学

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    "問題を「結果」として捉え、それに対する「原因」を求めて原因と結果という2つの要素を結び合わせた時、両者の関係について物を言うことができる。「なぜ」という疑問を考えないのであれば、それは因果関係を問題としない「記述」に過ぎない。"

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    2019年05月28日
  • 創造の方法学

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    1979年の著書。科学的研究法の確立、という内容。方法論がなぜ重要なのか、どう組み立てるのか。おそらくその時代は、他の人の理論を適用してうんぬん、というやり方が日本で多かったのだろう。自ら「方法論」を生み出すということが注目されていなかったに違いない。

    現代ではどうなのか。もちろん、現場を知らないので何とも言えない。まあ、ビジネスでも他の誰かの作ったフレームワークを使うことしか出来ない人と、自分でフレームワークを立ち上げられる人の差は大きい。

    個人的に期待していた内容とは違ったが、いくつか発見もあった。

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    2018年10月09日
  • 創造の方法学

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    ネタバレ

    読み物として面白いが、役立つかというと疑問。

    ①創造力の分解の一助
    ②社会科学研究の方法論

    〈研究の仕方〉
    1、問題の設定
    2、その原因を特定
    3、原因と結果の間の因果関係を設定

    〈因果法則の存在を推論するための原則〉
    1、独立変数の先行
    2、独立、従属変数の共変
    3、他のすべての変数の統制
    人を育てる教育においては、3のすべての変数を統制することは不可能と言える。

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    2015年05月10日
  • 創造の方法学

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    リサーチデザインの超入門書と捉えるのが適切か。

    因果関係を推論する3つの条件
    ・共変性
    ・通時性(時間的先行)
    ・その他の要因の排除
    が特にわかり易く書かれていたと思う。

    リサーチデザインを勉強するなら、
    本書を読んでから
    KKVの『社会科学のリサーチデザイン』を1〜3章読んで「観察可能な含意」を理解した後に、
    田村正紀『リサーチ・デザイン』に行くのが効率的だと思う。

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    2014年12月29日
  • 創造の方法学

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    既にある理論を学ぶだけではなく、自分で理論構築できるためにはどのような力が必要かという話。

    アメリカの大学生は学問の基礎となる読む力、書く力、調査する力などを時間をかけて学んでいるという。自分は大学時代そういった力を付けるようなことはしておらず、社会人になってからも絶対的に足りていない。

    まずはこのへんをなんとかしなくてはならない。

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    2012年12月11日