下條信輔のレビュー一覧
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いろいろ興味深い話ばっかりだったけど、一番気になったのは、「人口が増えすぎると、人口抑制する要因が自然に増えていく。同性愛、子殺し、・・・」Posted by ブクログ
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いやぁ完全に面白すぎる(笑)最近、興味のあったこと全てにつながる。広報、デザイン、哲学、演出、速読、記憶、質問力、人生観…いやぁ一読する価値ありの根底から覆される視点を持てるそんな本。
自由とは何か。無意識とは何か。人間の可能性と意識の限界と無意識の可能性を説明した潜在意識に関する本。
様々な実...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
「心」とは意識のことか。
意識プラス無意識か。
では意識とは何なのか。
「錯誤」を手がかりに、脳・認知科学の最前線から「心の全体像」へ迫る快著。
[ 目次 ]
第1章 錯誤とは何か
第2章 脳の「来歴」―錯誤から浮き彫りにされるもの
第3章 心とからだと他者―連動する脳と世界
第4章...続きを読むPosted by ブクログ -
所謂、サブリミナル効果と言われる広告効果の研究についてのみならず、社会心理、神経心理、そして生物学的、その他広い観点から深く考察されていた。
今はまだ完全に理解できたとは言えないため、又いずれ読み返して理解を深めたい。Posted by ブクログ -
[ 内容 ]
人は自分で考えているほど、自分の心の動きをわかっていない。
人はしばしば自覚がないままに意志決定をし、自分のとった行動の本当の理由には気づかないでいるのだ。
人間科学の研究が進むにつれ、「認知過程の潜在性・自働性」というドグマはますます明確になり、人間の意志決定の自由と責任に関する社会...続きを読むPosted by ブクログ -
人は自分が思っているほど自分のことをよくわかっていない、というのが主テーマ。これを様々な実験事実から突き詰めていく。
これに関してはもっともだと思います。自分が一日何を考えているか、自分でコントロールしているとは思えない。ふらふらっとどこからか思考が湧き上がって来て、あれこれ考えている。朝起きて...続きを読むPosted by ブクログ -
◎全体として何に関する本か
心を知ることは可能かどうか。我々の意識とはどこに存在するのか。そもそも意識とは何か。そういった我々の存在に関わる根本的な問題について心理学者である著者の考えを述べている。
◎何がどのように詳しく述べられているか
序章では、錯誤(同じ線分の長さが違って見える等)の例か...続きを読むPosted by ブクログ -
ずいぶんとこの本には衝撃を受けさせられた。
今手元に本が無いので詳細を書くことはできないけれど。
「人間は何度も見せられたものを自然に選択してしまう」という事実は、何気なく見ているTVCMをとたんに得体の知れないものに見せてしまう。
人間の意志、意識というものは脳の一つのシステムに過ぎず、その枠を...続きを読むPosted by ブクログ -
1520年、世界周航をめざすマゼランとその一行が、南米最南端のフエゴ島に 到達 したときのこと。マゼラン一行は上陸のために、自分たちの大型船四隻を島 の湾内 一時停泊させた。何世紀もカヌーだけで生活してきた島民たちは驚きの目で 上陸してきた彼らを見た。
しかし、マゼラン一行がどのようにしてやっ...続きを読むPosted by ブクログ -
人間の器官である脳でさえも、環境抜きで理解することは出来ない。簡単に言えばそういう主張ですが、確かな科学的知見と、読みやすい文章で構成されているため非常に勉強になります。心理学を学ぶ人や神経科学などに関心がある人にはかなりおすすめです。Posted by ブクログ
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『サブリミナルマインド』
「心理学に興味がある人は必読!!」
①人は自分が思っているほど、自分の心の動きをわかっていない。自分でも気づかない無意識的な心の働きに強く依存している。
②暗黙知が常に先立ち、明証的な知の基礎になっている。
③人は不十分な正当化を自分の態度の変化で補う。
④情動二...続きを読むPosted by ブクログ -
脳と心の問題を整理することで、最終的には、プロザック問題に端を発する、倫理問題にまで踏み込む。薬飲んで元気になるのは、健全なことなのか?杖やコンタクトを使うことと同じことではないのか?最近考える、AIと人間との関係にも似ている気がした。どこまでが人間でどこまでが機械なのか?Posted by ブクログ
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心理学で有名な先生らしい。
読んで行くとわかるが、大学での講義をまとめたような構成になっている。
「ヒトは自分で思っているほど、自分の意志で行動しているわけではない」という最近の経済心理学とも関わる話が多彩な方向から検討・証明されて行く。
様々な過去の実験や検証が詳細に述べられているので、きっとす...続きを読むPosted by ブクログ -
森博嗣のWシリーズを読んでいると「生きているとはどういうことか」とか「考えるとはどういうことか」みたいなことを考えるようになる。
なので、その系統の本を読んでみたけど難しかったPosted by ブクログ -
無意識とか不随意運動とか、生物機械論にどんどん寄って行く感じが不気味で面白い。
最後の方の刑法持ち出したりの問題提起はちょっと期待してないかなPosted by ブクログ -
一行一行に込められた重いパンチが痛い。
ちょっと読みにくいところがあったが、読んで良かった。
43p
情動と主観的要因についての記述が良かった。
情動をあからさまに表情に出す人は内面では情動は弱く、
抑制する人は内面の情動は強い。
で、本人的には表情に出れば出るほど情動が強く、
その逆はその逆。Posted by ブクログ -
人間は自分のことをじつはわからない。
自分のことを言語でわかる領域はすくなくその後ろに広大な無意識の野があり、そこから一部が言語化されていて、それによって自分をわかった気になってしまう。
ということを心理学実験の古典的なものをまじえて紹介。
目標、評価といったものについて今後は心理学の知見は必須科目...続きを読むPosted by ブクログ -
時間がなかったので、興味があるところを部分的にさらっと読み。「人は自分で思っているほど、自分の心の動きをわかってはいない」ことのいろんな事例が紹介されている本。こういったことを自覚の上で、この体を乗りこなす必要があるってことだね。
「不十分な正当化の効果」(わずかな報酬の方が仕事の魅力を増す)という...続きを読むPosted by ブクログ -
「色即是空空即是色すべてこの世は夢幻よ!」という某映画のセリフを思い出す。ヒトの認知ほど不確かなものはないということを思い知らされる。生きづらさと戦っている人はこの仕組みを理解することは、それを乗り越えるために重要であると考える。
全くもって、科学者というものはその知的好奇心を満たすためには酷い実験...続きを読むPosted by ブクログ -
意識とは何かについて、「錯誤」をキーワードに考察する。錯誤が起こっているときに脳は正しく働いており状況の方が普通でない。すなわち、「錯誤は正常な認知機能の反映である」と言える。
脳が環境に適合するように自らを変え、その結果、知覚系と行動系が環境に対して完璧に適応的なものとなる。環境が突然激変したと...続きを読むPosted by ブクログ