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Posted by ブクログ 2017年07月31日
すごいの一言でレビューが終われるくらいすごい。
156p
全体を通してのことだが、
認知とは、記憶とは「どうやら脳内だけで完結するものではない」という主張がこのページできれいにまとめられている。
173p
「痛みとは何か」という問いかけが深い。そしてぐっさりと奥まで刺さる。
さかさメガネで明ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月23日
意識を孤立した脳のなかの出来事としてとらえるのではなく、脳と身体と環境との密接なつながりのなかでとらえるべきだという考え方を示した本です。
著者は、意識を孤立した脳の中の出来事とする立場では、錯誤や意志といったものを取り逃がしてしまうことを、具体的な事例を通して説明しています。さらに最終章では、向...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月20日
[ 内容 ]
「心」とは意識のことか。
意識プラス無意識か。
では意識とは何なのか。
「錯誤」を手がかりに、脳・認知科学の最前線から「心の全体像」へ迫る快著。
[ 目次 ]
第1章 錯誤とは何か
第2章 脳の「来歴」―錯誤から浮き彫りにされるもの
第3章 心とからだと他者―連動する脳と世界
第4章...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月14日
◎全体として何に関する本か
心を知ることは可能かどうか。我々の意識とはどこに存在するのか。そもそも意識とは何か。そういった我々の存在に関わる根本的な問題について心理学者である著者の考えを述べている。
◎何がどのように詳しく述べられているか
序章では、錯誤(同じ線分の長さが違って見える等)の例か...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月03日
意識とは何かについて、「錯誤」をキーワードに考察する。錯誤が起こっているときに脳は正しく働いており状況の方が普通でない。すなわち、「錯誤は正常な認知機能の反映である」と言える。
脳が環境に適合するように自らを変え、その結果、知覚系と行動系が環境に対して完璧に適応的なものとなる。環境が突然激変したと...続きを読む
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