〈意識〉とは何だろうか 脳の来歴、知覚の錯誤

〈意識〉とは何だろうか 脳の来歴、知覚の錯誤

979円 (税込)

4pt

【サントリー学芸賞受賞】 意識の成立過程を追い「心」の全体像を探る。他者の心の存在によってはぐくまれる意識は、脳や心とどのようにつながっているのか。認知・脳科学の最新研究をふまえ、人間の存在の本質にスリリングに迫る。(講談社現代新書)

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〈意識〉とは何だろうか 脳の来歴、知覚の錯誤 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年07月31日

    すごいの一言でレビューが終われるくらいすごい。

    156p
    全体を通してのことだが、
    認知とは、記憶とは「どうやら脳内だけで完結するものではない」という主張がこのページできれいにまとめられている。

    173p
    「痛みとは何か」という問いかけが深い。そしてぐっさりと奥まで刺さる。

    さかさメガネで明ら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年03月02日

    <目次>
     0.脳と心の全体像
     1.錯誤とは何か
     2.脳の「来歴」―錯誤から浮き彫りにされるもの
     3.心とからだと他者―連動する脳と世界
     4.意識と無意識のありか―心の全体像
     5.人間観と倫理

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    この著者である,下條先生はすごい人だと思う.一見,単純な実験で,ここまで革新的に「意識」に対して切り込んでいける洞察力,見習いたいものだと思う.

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    Posted by ブクログ 2017年12月23日

    意識を孤立した脳のなかの出来事としてとらえるのではなく、脳と身体と環境との密接なつながりのなかでとらえるべきだという考え方を示した本です。

    著者は、意識を孤立した脳の中の出来事とする立場では、錯誤や意志といったものを取り逃がしてしまうことを、具体的な事例を通して説明しています。さらに最終章では、向...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年11月20日

    [ 内容 ]
    「心」とは意識のことか。
    意識プラス無意識か。
    では意識とは何なのか。
    「錯誤」を手がかりに、脳・認知科学の最前線から「心の全体像」へ迫る快著。

    [ 目次 ]
    第1章 錯誤とは何か
    第2章 脳の「来歴」―錯誤から浮き彫りにされるもの
    第3章 心とからだと他者―連動する脳と世界
    第4章...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年04月14日

    ◎全体として何に関する本か
     心を知ることは可能かどうか。我々の意識とはどこに存在するのか。そもそも意識とは何か。そういった我々の存在に関わる根本的な問題について心理学者である著者の考えを述べている。

    ◎何がどのように詳しく述べられているか
     序章では、錯誤(同じ線分の長さが違って見える等)の例か...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月27日

    人間の器官である脳でさえも、環境抜きで理解することは出来ない。簡単に言えばそういう主張ですが、確かな科学的知見と、読みやすい文章で構成されているため非常に勉強になります。心理学を学ぶ人や神経科学などに関心がある人にはかなりおすすめです。

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月12日

    脳と心の問題を整理することで、最終的には、プロザック問題に端を発する、倫理問題にまで踏み込む。薬飲んで元気になるのは、健全なことなのか?杖やコンタクトを使うことと同じことではないのか?最近考える、AIと人間との関係にも似ている気がした。どこまでが人間でどこまでが機械なのか?

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    Posted by ブクログ 2017年12月31日

    森博嗣のWシリーズを読んでいると「生きているとはどういうことか」とか「考えるとはどういうことか」みたいなことを考えるようになる。

    なので、その系統の本を読んでみたけど難しかった

    0

    Posted by ブクログ 2014年11月03日

    意識とは何かについて、「錯誤」をキーワードに考察する。錯誤が起こっているときに脳は正しく働いており状況の方が普通でない。すなわち、「錯誤は正常な認知機能の反映である」と言える。

    脳が環境に適合するように自らを変え、その結果、知覚系と行動系が環境に対して完璧に適応的なものとなる。環境が突然激変したと...続きを読む

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