いやあ愉しいなあ。
なんだか懐かしさと甘酸っぱさでニコニコしてしまう。
うん、こういうの好き。
全編、ほぼ主人公とヒロイン二人しか登場しないボーイミーツガールな物語。
ちょっとしたロードムービー風でもあるけれど実に王道な恋物語だ。
二人だけの道行きで次第に心触れ合っていく様が実にいい。
異世界から帰る前の葛藤も、あとから考えたら死ぬほど恥ずかしい行動も、いや、青春だよなあ。
うん、いいねえ。
そしてラストの読者の思い描く通りの一節まで、実に満足させて頂きました。
こんなストレートな恋物語はほんと久々。
ああ楽しかった。