クリストフェル・カールソンのレビュー一覧

  • 暗殺の冬

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    スェーデンの小さな街が舞台のミステリー。警察官のスヴェンが主人公で連続殺人事件を追う、その間の息詰まる描写も凄かった。そして、父を手本に息子も警察官になる。ジワジワとした描写が生々しい。皆が知ってる筈の小さな街の人の動きを誰もが見過ごしていると言う不可さ。凄い終わり方で、読んでよかったと思えた作品だった。

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    2026年07月09日
  • 暗殺の冬

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    最後の方の急展開や大人の静かな愛と抑制の描写がグッときた。
    父親がそこまで強くない家庭で育った女の私には「十年に一度の傑作とまでは……」だったけど、父親と息子の関係にグッとくる人、父親の存在が大きい幼少期を過ごした人、大人になってから父親のことを理解したいと思ったことがある人が読んだら、十年に一度の傑作になる気がする。

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    2026年06月27日
  • 暗殺の冬

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    1986年の連続殺人事件を親子2代の警察官の人生と重ねて描いていく。帯にあるようにとても重厚なミステリ。
    読み終わった今、喪失感すら感じるほどここ数日は物語にのめりこんだ。

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    2026年06月20日
  • 暗殺の冬

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    ネタバレ

    さして人気もない首相の暗殺がそこまで国民や警察の精神的影響を与えるかはわからないまま読み終えたが、オビの10年に1度の傑作とまではいかなかったかな。ただ、北欧ミステリのイメージとして、重く苦い雰囲気が味わえる良質のミステリ。30年に渡っての警察官親子の捜査は苦悩に満ちており、この間違えをどう評価すべきか悩んでしまうが、何とか話は解決するので、読後感はそれなりにすっきりはする。さすが30年に渡る物語なので、一定年ごとに登場人物表が出てくるのはありがたかった。同じ警察官を職とする父と子の物語。

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    2026年06月15日
  • 暗殺の冬

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    首相暗殺事件があった日に、刑事スヴェンが発見したのは瀕死の女性だったが、亡くなってしまう。
    混乱のなか、犯人は闇のなかへ…。
    そして、再び殺人が…。
    30年後にわかったのは…。

    刑事が抱える嘘や秘密。
    それに伴う苦悩や悔恨、贖罪。

    物語が過去と現在とで対象が変わり、前後して描かれていて、一旦まっさらに戻して熟読しなければならなかったので時間がかかってしまった。





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    2026年07月31日
  • 暗殺の冬

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    文学性の強いミステリー作品。

    マルセルプルーストの「失われた時を求めて」を途中で投げてしまっている自分には心理描写や情景描写が素晴らしいと感じる一方で、やや静か過ぎる印象だった。

    自分のようなミステリーにつきものの驚きのトリックやどんでん返しが好きな読者ではなく、重厚で長く美しい物語を時間をかけて読み解くのが好きな読者向けの作品だと感じた。

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    2026年07月26日
  • 暗殺の冬

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    読みながら、きっと面白いのだろうなと他人事のように感じた。物語が纏う雰囲気が終始重苦しく、心情に重きを置くため、読むのに時間がかかってしまった。描写は丁寧で、物語としての完成度は高い。
    やや娯楽性に欠けるように感じたが、私が普段娯楽性の強いジャンキーな物語を摂取しすぎなのかもしれない。

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    2026年07月05日