さそりがためのレビュー一覧
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春亮の家に制服が届けられ、フィアは春亮らとともに学校に通うことになります。ところが彼らは、崩夏の知人で学校の理事長を務める世界橋ガブリエルから、最近彼のもとに届けられた呪われた人形の話を聞かされます。ともあれ人形を見てみようと、人形が収められていたトランクを開けると、なぜか中は空っぽでした。そしてその直後、学校内で精気を抜かれて倒れる生徒が続出するという事件が起こります。
やがてフィアたちは、人形の持ち主だという少女・桜参白穂(さくらまいり・しらほ)から、呪われて人の姿となった人形・サヴェレンディの話を聞かされます。サヴェレンディの行方を追う中で、フィアは自分の中に芽生えつつある一つの感情に気づいていきます。
若干のぎこちなさはあるものの、ストーリー自体はおもしろいと感じました。たぶん「謎解き」のところが説明的すぎるので、ぎこちなく感じてしまうような気がします。と、ちょっと不満めいたことを書いてしまいましたが、ボクっ娘でドジっ娘の新キャラクターや、ガスマスク男の理事長、クールなのにファンシーなものが大好きな秘書などのサブキャラクターなど、ライトノベルらしい個性的なキャラクターを取り揃え、読者サービスもかなり頑張っているので、そっちの方面では十分に満足できました。 -
Posted by ブクログ
主人公・夜知春亮(やち・はるあき)のもとに、海外の父・崩夏(ほなつ)から黒い立方体が届けられてきました。その物体は、銀髪の少女へと姿を変えます。
彼女の名はフィアです。異端審問期に開発された、32の拷問具処刑器具に変形する《箱型の恐禍》(フィア・イン・キューブ)だった彼女は、多くの人間によって呪詛という思念を浴び続けることで、人の姿を持つようになったのでした。崩夏は、これまでも海外で見つけた「呪われた道具」を自宅に送り、春亮はそこで彼女たちの呪いが解けるのを手助けしていました。彼の家に同居しているメガネっ娘の村正このはも、かつては呪われた日本刀でした。
ところが、そんな彼らのもとに、「蒐集戦線騎士領」のピーヴィ―・バロヲイという女がやってきます。彼女の目的は、フィアを破壊することです。戦闘の中で拷問処刑器具としての本性を現わしたフィアは、呪われた道具である自分を受け入れる場所はどこにもないと思い詰めますが、そんな彼女を春亮は温かく迎え入れようとします。
「あとがき」によると、著者の作品では『結界師のフーガ』が「白水瀬」、『ぼくと魔女式アポカリプス』が「黒水瀬」、そして本書は「白」と「黒」の両方の成分が含まれているとのこと。コメディにアクションにシリアス、微エロに微グロ、巨乳にまな板と、いろいろ詰めこんでお買い得な感じのシリーズ。ただこの巻について言えば、展開が早すぎるせいか「盛りすぎ」の印象もあります。私自身は物語に入り込むのに少し時間のかかる方なので、とくに序盤はゆっくり進めてほしいと感じました。 -
Posted by ブクログ
まず一言。
「挿絵自重しろwww(意訳:いいぞもっとやれ)」
自分も男の子ですからねー。まぁこの本は女性ウケはしないかな…流石に。ってかやっぱりラノベにおけるラブコメは男性読者向けが多いですね。女性でも楽しめそうなのは…とらドラとか? ♀>>>♂の男女比だとどうしてもねぇ。
さて内容ですが、萌えラブコメ+バトルで微グロ、ってところでしょうか(我ながら短くまとめ過ぎな気もするがw)。途中専門用語や2つ名、ヒロインの口上にはややこそばゆいところもあったものの、違和感を感じるほどではなくバトルシーンの描写も○。なかなか面白かったように思います。
最初1巻冒頭読んだときは「これどこのオーパーツ・ラブ?」と思ったのはナイショ。
唯一心残りな点は、1巻の結末の方が2巻より明らかに救いようがないので1巻に比べ2巻をヌルく感じてしまうところだろうか。1巻の登場人物の生死選択はセンスを感じたが、2巻は「ああ、いい話ですね」っぽくまとまってしまったのが残念…と思う自分はダメな子。