永田親義のレビュー一覧

  • 活性酸素の話 病気や老化とどうかかわるか

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    一重項酸素の説明が秀逸。生物学を専攻すると、活性酸素種を理解する上で量子化学という概念につまづいてしまう。他の活性酸素種は不対電子があるということで理解してきたけれど、一重項酸素に至っては全然分からなかった。光化学の教科書は初心者に排他的だという印象すらもってしまう。そうした経緯で、この本における説明は自分の中で一重項酸素を理解するきっかけになった気がする。もう一度今まで理解できなかった文献にあたり、理解を試みようと思う。

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    2014年11月19日
  • がんはなぜ生じるか 原因と発生のメカニズムを探る

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    ガンの生物学。

    エピジェネによる発がんの仮説(過日、タンパク質の注入だけでiPS細胞を作る方法が報告されたりしている)など最新の知見まで含めており刺激的に仕上がっている。ただちょっと著者の思い入れが全面に押し出されていて暑苦しい本ではある。

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    2009年11月26日
  • 活性酸素の話 病気や老化とどうかかわるか

    Posted by ブクログ

    フォトリーディング&高速リーディング。
    対話形式の文なので速読は難しいと思った。内容的には面白く分かりやすい。ただ20年も前の本なので、活性酸素の説明が最新かどうかに不安がある。おそらくもっと新しい研究があってしかるべき。アポトーシスの説明もいまは遺伝子的な説明になっていると思うが、他の説も同時に本書では説明していた(本書では活性酸素の説を最も有力と説明)。私の理解ではアポトーシスは自己プログラミングと、他のブルーバックスの本に書いてあったように記憶する。こういった科学系の本は古い十勝が下がってしまうと感じた。

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    2016年02月19日