マティアス・ネルケのレビュー一覧

  • 私を消耗しない賢明な態度

    Posted by ブクログ

    控え目な態度である「アンダーステイトメント」の実践を推奨する本。少し前の自分の振る舞いがどうだったか思い出しながら読んでみた。
    自分が評価されていないと、目に見える成果を出すために、つい声が大きくなったり、偉い人の前で余計な発言をしてしまったりするものである。話している瞬間は耳を傾けてくれる人がいるかも知れないが、自分の発言によって誤った情報が出回ってしまい、結果として周囲を困惑させてしまうことがあった。このようなミスを繰り返しているうちに、自分の信用がどんどん低下していくのである。
    自己PRをせず、静かに打ち込み、必要最低限の発言だけをして、静かに結果を出す。知ったかぶりをしない。安易に「〇〇だと思う」と根拠の薄い発言をしない。分からなければ陰で調べてみる。衝動的に喋りたくなってしまう「小さな我慢」を日々積み重ねることによって、長期的には自分の信用の土台ができあがっていくのだろう。
    投げやりで諦めムードが漂う見かけの謙虚さは、自分を卑屈に見せているだけなのかも知れない。「強がりを手放す」「自分の間違いや限界を認め続ける」という態度を継続することが大事なのだろう。カッコつけたい、強がっていたい自分を堪え、「ごめんなさい、私は何も知りません。」というモードを続けることができるだろうか。

    そして、「アンダーステイトメント」を継続したところで、弱肉強食のサラリーマン社会では、残念ながら過小評価され続けるかも知れない。それに対して「勝ち負け」を意識せずに、自身の軸を持って凛と生き続けられるのだろうか。現時点ではモヤモヤが残っている。出世競争に負けて給料を減らされたり左遷されることへの「不安」が脳内を占領していて、自分のポリシーを持てていない現実に直面させられた。

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    2026年05月16日
  • 私を消耗しない賢明な態度

    Posted by ブクログ

    王様や貴族は物乞いに変装できるが、その逆は変装できない。アンダーステイトメントは「上の社会」にいる人だけのためのものだったら窮屈で残念というが実際そうだろう。
    この人の言う賢明な態度とは、存在感を消す態度に近いものがあり、シュリンクしていく考え方。物心ともに豊かになってできる態度のように思える。少なくとも食うや食わずの生活している人ができる態度なのかと思った。
    ある程度の能力財産権力を得た人が我が身を振り返るために実践するのは良いが、子供の時からこれを実践してたら中々評価されるのが難しい(割を食う)と思う。それがアンダーステイトメントというならそれはヤダなぁ。
    ただ、4章以降はビジネスマンにとって大切なことが書いてある。誠実性とはどのようなものかを教えてくれる。

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    2026年09月24日
  • 私を消耗しない賢明な態度

    Posted by ブクログ

    本書のメッセージは質実剛健に生きろということ。しかし、この主張は理想論だと考える。自分を飾ってもいつかボロが出る。飾らなくても評価してくれる人はいるとのこと。だが今の社会では自らアピールしないと評価されにくい。加えて実績を出して評価してもらえばいいというが、個人的に水戸黄門やなろう系の展開がよぎって好ましくないと感じた。なお、本文中では刑事コロンボの例が出ていた。 5章の友人関係について"相手の調子に話を合わせているだけで、思いやりがあるわけではない"との言及は、深く同意し、自分もまたそうであると思った。

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    2026年05月04日
  • 私を消耗しない賢明な態度

    Posted by ブクログ

    積極的に過小評価されよう!

    過小評価されると、とるに足らないやつだと思われるデメリットしかないと思います?

    そんなことないんです。過小評価されている状態は期待値が低いってこと。なら、期待を上回るのは簡単。

    しかも、そこで相手の期待を上回る成果を出せば、普通に評価されているより何倍もいい印象を与えられますよね。

    そんな過小評価されるための、アンダーステイトメント戦略について書いた一冊。まあ謙虚なのが集団内だと得するよって話ですね。

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    2026年04月23日