ニコラス・W・ザミスカのレビュー一覧

  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    もともと技術は公共の福祉ありきだった
    いまのシリコンバレーは、官民協力の陰がない

    インターネットの登場によるデジタル革命は生活をより良くしたのではなく、劇的に進化させただけ?

    好きだから作るが何のために作るかは信念を持たないエリートたち
    反対するものならわかるが、何なら能力を使ってよいのかはわからない

    PCは政府からの解放だった

    シリコンバレーは政府や国の課題ではなく、個人的なものに向かった
    オンラインショッピングを作る一方、多くの産業部門が無視されてきた

    エンジニアリングマインドセット

    即興演劇のステータス(相手と自分との関係値見て、こちらの動きを考える)を読む能力
    これがスタートアップ組織にも必要

    ステータスは手段であって個人に本来備わってるものではない
    組織が硬直的でないから、社員は創造的エネルギーを自己啓発に向けられる
    曖昧な組織図はデメリットよりメリットが大きい
    野心的な人がそこを埋めようとする

    5why分析
    個人の責任追求を避け、組織的な根本原因ほ掘り下げる→書面による詳細レポートにする

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    2026年05月03日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    難しい本だったな。個人消費向けでありエンタメ的なサービスに傾倒するテック産業を厳しく批判して、国家取り分け軍事への貢献を強く促している。国家を形作るには共通の言語、神話、経験が必要というのはその通りだという主張には、そうだろうとは思うが。

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    2026年09月11日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    半分ほど読んで内容に飽きてしまった。シリコンバレーの有能な技術者は、国家安全保障から目を背け、ちんけな消費者向けサービスに血道をあげていることを強烈に批判している。一定、理解できるが偏りすぎるのも問題な気がする。

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    2026年09月05日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    NewsPicksの週刊ジョーホーで取り上げられていたのをみて、興味を持って読んでみた。「責任ある主体」を回復するという強い思想はあるが、動画で感じた印象ほど扇動的ではなかった。

    「人類がテクノロジーで得たものが、結局無料メールとSNSだけなのか?」というシリコンバレーへの批判は辛辣だ。技術産業は国家と結びつき、国防など国家的な課題のために使用すべきだと主張する。

    歴史は繰り返す、という原理を意識すれば、既視感のある主張に感じる。落合陽一との対談の中で、養老孟司が「現代は戦前の日本に似ている」と話していたのを思い出した。私たちはこういう時代を生きている。そんなことを思われる本だった。

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    2026年09月03日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    結局、読み終わって、アメリカ国内の問題だと思った。
    シリコンバレーの動向は、世界の社会経済に与える影響は大きいと思うが、
    著者の信じるアプローチで、変えて行ければと思う。
    国家、民族とは何か、今後の情報社会の進展でどうなっていくのか、私には理解不能です。
    内容
    第1部 ソフトウエアの世紀
     第1章 さまようシリコンバレー
     第2章 人工知能の開発
     第3章 勝者の誤謬
     第4章 核の時代の終わり
    第2部 アメリカ的精神の空洞化
     第5章 信念の放棄
     第6章 テクノ不可知論者
     第7章 糸の切れた凧
     第8章 組織への反抗
     第9章 おもちゃの国の迷子
    第3部 エンジニアリング・マインドセット
     第10章 ミツバチの群れ
     第11章 即興劇を演じるスタートアップ
     第12章 同調圧力を逆らう
     第13章 もっといいライフルを
     第14章 雲か時計か
    第4部 テクノロジカル・リパブリック(科学技術立国)の再建
     第15章 イノベーションの砂漠
     第16章 公職者は聖職者ではない
     第17章 ナショナル・アイデンティティ
     第18章 審美的価値判断
    文章としては、各界専門家の引用が多かった印象です。

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    2026年08月26日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    『テクノロジカル・リパブリック』を読んで、最も強く感じたのは、テクノロジーの発展を支える思想や哲学の重要性だった。

    本書では、現代のアメリカ、とりわけシリコンバレーにおいて、テクノロジーを何のために生み出すのかという目的意識が薄れ、技術の発展そのものが目的化していることに警鐘を鳴らしている。生成AIをはじめとする強力なテクノロジーが今後ますます社会に影響を与えていくことを考えると、その根底にどのような価値観や国家観を置くのかは、避けて通れない問題だと感じた。

    著者は、軍事や安全保障分野にもAIシステムを提供するパランティアの共同創業者であり、その立場自体がシリコンバレーの主流とは大きく異なっている。技術は社会や国家から独立して存在するものではなく、何らかの思想や政治的目的を実現するための手段であるべきだ、という考え方が本書全体を貫いているように思う。

    もともと科学技術の発展は、国家の方向性と密接に結びついていた。原子爆弾の開発をはじめ、かつての巨大な科学プロジェクトは、国家が明確な目的を持って推進していた。しかし戦後、科学技術と政治の距離は次第に広がり、技術者や企業が政治的・倫理的な判断から距離を置く姿勢が一般化していった。

    本書が批判しているのは、まさにそのような、技術は中立であり、価値判断とは切り離して考えられるという態度である。思想的な対立を避け、当たり障りのない立場を取ることが知的であるかのような風潮が広がった結果、テクノロジーをどの社会のために、何のために使うのかという問いが置き去りにされてきた。

    著者は、その背景の一つとして、戦後のアメリカで広がった左派的な価値観やポリティカル・コレクトネスにも批判的な視線を向けている。尖った主張を避け、明確な思想を持つことそのものが敬遠される文化によって、アメリカ社会は共通の目的や連帯の基盤を失いつつあるという主張である。

    一方、中国のように国家として明確な方向性を持ち、科学技術を国力や統治と結びつけている国も存在する。そのような国々と競争するなかで、アメリカが価値観や国家としての目的を持たないまま技術だけを発展させていくことには、大きな危うさがある。この警鐘には納得できる部分が多かった。

    また、本書を読みながら、アメリカと日本の共通性について考えさせられた。

    アメリカと日本は、社会の成り立ちや価値観が大きく異なる国だと思っていたが、異なる意見を言いにくい空気や、組織のなかで周囲に合わせる同調圧力、官僚組織の硬直性といった点では、意外に共通する部分もあるのではないかと感じた。

    ただし、アメリカにおける議論をそのまま日本に当てはめることはできない。アメリカには、もともと国家理念や宗教、自由や民主主義といった強い思想的基盤があり、それが弱まってきたという前提がある。一方、日本では、そもそも社会全体を結びつける明確な思想や理念が、どの程度存在してきたのかという別の問題がある。

    そのため、本書の議論を日本に応用する際には、単純にアメリカと同じ危機が起きていると考えるのではなく、日本独自の歴史や社会構造を踏まえる必要がある。それでも、西側諸国に共通する課題として、技術と価値観の関係を考え直すための一つの方向性は示されていたと思う。

    本書の主張には全体として共感できた一方で、読書体験としては少し物足りなさも残った。

    自分はこの本に対して、テクノロジーや国家、科学政策に関する新しい知識や事例を幅広く得られることを期待していた。しかし実際には、新しい情報を大量に吸収するための本というよりも、著者自身の思想を深く掘り下げ、その問題意識を提示する性格の強い本だった。

    過去の科学実験や国家プロジェクトに関する事例など、細かな部分では学びもあったが、知識を増やすという目的からすると、期待とは少しずれていた。ただし、著者の立場や主張には一貫性があり、一つの思想書として見れば、全体の完成度は比較的高かったと思う。

    この本を読んで残った問いは、テクノロジーを発展させる際に、社会はどのような思想や価値観を共有すべきなのか、ということである。

    アメリカが失いつつあるとされる思想的基盤を、日本はそもそも持っていたのか。仮に持っていなかったとすれば、日本は今後どのような理念をもとに、AIや科学技術の方向性を決めていくべきなのか。

    本書はその答えを直接与えるものではない。しかし、技術の発展を無条件に肯定するのではなく、その目的や背景にある思想まで考える必要があるという視点を与えてくれた。その意味で、啓発的であり、自分自身の考え方を見直すきっかけになる一冊だった。

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    2026年07月18日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    シリコンバレーの頭脳が広告や消費、株価のマネーゲームといった刹那的な快楽に費やされていて良いのかと。USは国における文化やアイデンティティは真に理解不能なのかも知れない。グローバル化して世界中のエントロピーは増大していく中、日本人としても技術による事業貢献の方向性について考えさせられる。

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    2026年07月11日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

    Posted by ブクログ

    ・2026/04/18に、ピーターティール氏が創業したデータ分析企業PalantirのカープCEOが22項目のマニフェストを発表して話題になり、その元となっている本書
    ・備忘までにマニフェストの要約を以下に記載
     ①国家への道義的責任→シリコンバレーエリートは自らの台頭を可能にした米国の防衛に参加する義務がある
     ②AI兵器開発の不可避→AI兵器開発を批判しても他国が作るだけ。米国が率先して開発・抑止力を持つべき
     ③戦後秩序の異議→ドイツと日本の「去勢」は戦後の過剰修正であり、欧州アジアの均衡を脅かす脅威になりうる
     ④多様性(DEI)への批判→企業による画一的な多様性や包括性は技術革新を阻害する。中身のない多元主義から実力・能力主義(pragmatism)へ回帰すべき
    ・歴史・文学等の学術分野からの引用から始まり、シリコンバレーやテクノエリートが国家に負うべき責任を問う「政治・ビジネスと学術論文の間に落ちるような本」と著者は自身で語る
    ・同意できる部分、出来ない部分含めて考えせられる、著者が自身で言うように議論を巻き起こす様な内容だった
    ・時価総額50兆円を超すデータ解析企業の社長が考えていることを理解出来るだけでも一読の価値はある。文章は読みやすい

    <同意点>
    ・シリコンバレーエリートは消費者のアテンション合戦に心血を注いでいるが、本質的に彼らが果たす役割があるはずだ→これは自分も思ったことがある。その才能をより大きな理想や国力強化に使えばよいのに、と
    ・過度な同調圧力や多元主義により、リーダーは自身の主張・ポジションを取らなくなった→これは日本も同じだと思う。重箱の隅をつつく様な粗探しと結果発信できることが限られてくる
    ・実利を基に行動するpragmatismが必要だ→これはそう思う。結局、トランプ政権下で米国を脱出した研究者/技術者たちを日本は少しでも獲得出来たのか

    <疑問点>
    ・結局Palantirは何をしているの?米国&同盟国へのデータ分析基盤というが、Technological Republicの構築に向けた自社の活動がいかに整合性が取れているか?については説明すべき
    ・米国中心主義で、各国が米国に感謝して臨むものを提供すれば満足だろうか?米国の在り方について言及はあるが、どの様な世界観を目指しているかについても言及がない
    ・ミツバチの群れの話、全く要らなくない?笑

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    2026年06月02日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

    Posted by ブクログ

    昨今のエンジニアに見られる行き過ぎた消費者偏重に対して、技術は国、社会を豊かにする為に使うべき、その余地が軽んじられているという事に対する警鐘

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    2026年05月04日