イアン・ロジャーズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どういうジャンルとして位置付けたらいいか難しい作品だった。
ミステリーとして評価するならかなり物足りない。なぜなら世界設定がふわふわしていて、読者側に謎解きをするだけの材料が揃っていないから。しかし最後まで読むとなるほどミステリーではあるとも思える。
SFとしても中途半端で、《ブラックランド》という異世界の存在がそこまで干渉してくるわけでもない。ただ確実に物語の背景として存在している。個人的にはもっとモンスターや異世界で大活劇を繰り広げてくれた方が面白かったけれど、作者はあくまでハードボイルド調の探偵ものにしたかったんだろうと思う。
巻末の解説で阿津川辰海さんが「怪奇幻想ミステリ」と書いてお