ジョヴァーニ・マルチンスのレビュー一覧

  • 太陽に撃ち抜かれて

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    ネタバレ

    ブラジルのファヴェーラについて、余り知識は無い。映画『黒いオルフェ』を視たことがある程度。
    軍と自警団の腐敗ぶりについては、別ソース(主にFacebookの当地のひとたち)から仄聞していた。

    ……が、ファベーラ内部側からの描写された物語、に遭遇したのはこれが初めてで、衝撃であった。
    文句なしの星5つ。

    当然ながら大麻、コカイン、クラック、香水やLSDといった違法薬物が登場する。観光地で嗅いだ、あの腐った藁みたいな大麻の匂いが鼻に甦る。

    それらを差し引いても、短編各話に現れるファベーラの暮らしには心が震える。
    つつましく暮らしたいだけの人々。小学生の無邪気ながらも、彼らなりの世間体を感じる

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    2026年04月26日
  • 太陽に撃ち抜かれて

    Posted by ブクログ

    短編形式で、1作1作は短いが彼らの人生を感じるようなリアルな1冊。渇きが、ある。
    気温が高く、人との関わりも濃い、薬をキメれば熱は増幅し、世界は膨張する。その退廃感、情熱。しかし冷たい。熱を帯びた銃を冷蔵庫で冷やすかのような温度をもつ物語。口語の自由さは、細部の違和感を押し流し、乱雑な世界への没入を強める。

    ヤクがなくなればリオデジャネイロは止まる、ヤク中の女は歯が無いのでフェラがうまい、体制の悪夢は死を恐れない、こちらからすれば有り得ない日常を突きつけられ、自分が小さくみえる。もっとおおきく物事を捉えても良いのかもしれない。海外作品に触れる醍醐味を鮮やかに感じられる1冊。

    限りなく透明に

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    2026年03月19日