【感想・ネタバレ】太陽に撃ち抜かれてのレビュー

あらすじ

恋も殺しもドラッグも、すべてが熱に焼かれてく。「スペクテイター」誌、「フィナンシャル・タイムズ」紙年間ベストブック選出。世界に衝撃を与えたブラジルの才能による鮮烈デビュー作!

映画『シティ・オブ・ゴッド』以後の最も重要な想像力――アイリッシュ・タイムズ

いつも何かが壊れるみたいだ――。
マフィアと警察が抗争を繰り広げ、麻薬中毒者たちが路頭をさまようなか、子どもは本物の拳銃で遊び回り、若者たちはビーチで大麻を吸い、恋をする。

ブラジル発、新リアリズム(ノーヴォ・ヘアリズモ)がついに上陸!
世界10カ国で翻訳。

「ブラジルの大作家ローザに匹敵する」――カエターノ・ヴェローゾ
「人生とはこんなにも容易く狂ってしまう」――ガーディアン
「リオデジャネイロのスラム〈ファベーラ〉生活を、タフで優しい文体で、驚くほど力強く描いた」――カーカス・レビュー

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Posted by ブクログ

短編形式で、1作1作は短いが彼らの人生を感じるようなリアルな1冊。渇きが、ある。
気温が高く、人との関わりも濃い、薬をキメれば熱は増幅し、世界は膨張する。その退廃感、情熱。しかし冷たい。熱を帯びた銃を冷蔵庫で冷やすかのような温度をもつ物語。口語の自由さは、細部の違和感を押し流し、乱雑な世界への没入を強める。

ヤクがなくなればリオデジャネイロは止まる、ヤク中の女は歯が無いのでフェラがうまい、体制の悪夢は死を恐れない、こちらからすれば有り得ない日常を突きつけられ、自分が小さくみえる。もっとおおきく物事を捉えても良いのかもしれない。海外作品に触れる醍醐味を鮮やかに感じられる1冊。

限りなく透明に近いブルーが好きな人には特にオススメ。

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2026年03月19日

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