タニグチリウイチのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
半世紀にわたって刊行された多くのライトノベルの中から選ばれた500作品を紹介する「ライトノベル大全」。
紹介されている中で読んだことがあるのは36作品。少ない。タイトルだけ知っているものや、読んでいないけど映像化されたものは見ているとかもあるのですが、シンプルに読んだことがあるものというと、この数にになりました。
ただ「銀英伝」や「皇国の守護者」「群青神殿」とかがラノベ?と思わないでもない「デルフィニア」も。
本書におけるライトノベルの定義としては『アニメや漫画のイラストを積極的に採用し、キャラクター性と物語性を深く追求した小説』だそうなので、それに基づいた選択なのでしょう。これについては、ライトノベルというジャンルの広さ深さになってきて、きっと答えは出ないと思います。違和感はあっても、選択に従うだけです。多分、きのこたけのこと同様の終わりのない戦いになるだろうしね。
自分史でいうと最初のラノベは「コクーンワールド」になると思う。TRPGの小説化ということで「ロードス」と似たような形式。世界観も「ロードス」のパロディみたいなとこあるし。従兄弟の家で読んでハマって、そこから「ロードス」に行きましたね。ラノベ史に輝く「スレイヤーズ」がジャンルを席巻している時に出会ったのも良い思い出です。原作2期のアニメ化はしないのですか?
「ブギーポップ」の頃にラノベからSFに方に徐々に変化していきました。なので、「ハルヒ」や「禁書目録」などの00年代以降の作品は馴染みはないのです。
最近のラノベでいうと「薬屋」や「幼女戦記」をアニメから入って読み出しているところです。メディアミックスの効能はおっさんになっても力強い。
なんだかんだと自分を形成している要素の一つであるライトノベル。
今後もささやかながら、作品を楽しんでゆくと思います。 -
Posted by ブクログ
☆3.5 まあいいんぢゃないか
類書はたくさんあり、筆者もかつて榎本秋の『ライトノベル最強!ブックガイド―少年系』をよんで、ライトノベルを知った口だ。
これは時事通信社から、しかも名だたるライターが軒を連ねてゐる(飯田一史までゐる)と知って気になった。
正直私はライトノベルを読まないのだが、知っておくにはいい本である。(ライトノベル好きだといふ純文学の市川沙央もゐるし。)
「涼宮ハルヒ」など、有名な作品はしっかり説明されてゐる。
『ゼロの使い魔』であれば、異世界に主人公が行く形式としては、『オズの魔法使い』『不思議の国のアリス』が先駆的だとタニグチリウイチが書いてゐる。調べてあるのがいい。
「くりいむれもん」シリーズの倉田悠子が、純文学の稲葉真弓だといふ事実も載ってゐる。
それ以外の、ページ半分ぐらいの記事だと、ただのあらすじ紹介と化してゐて、残念ながらこの本を買ってまで読む必要はないかもしれない。