ロバートジャクソンベネットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普段は読まないジャンルなのですが(ほんとミステリーとファンタジーのMIX)、面白そうだなと思って読んでみたところ、正解でした。
いやぁ、完全架空な世界の架空な価値観の話なんですが、よくできてる!
帝国の闇に対して、毅然と対応して、スッキリしましたね。
謎に対してしっかりと考えさせてくれて、裏切ってもくれて、大満足読書でした。
続編もあるようで、これは続けて読みたいです。
ちょっと余談。
登場人物が、わりと性別不詳というか、男性かなぁと思いながら読み進めていくと女性だったってことが何度もあってw
そういうのも作品のファンタジー風味に一役買ってる感じがしました。 -
Posted by ブクログ
面白いけれど予想の範疇を出ない終盤に少し残念な気持ちにさせられた。
熱帯雨林のような地域に中世の世界観を持ってくる試みは面白い。リヴァイアサンという巨獣がもたらす副産物を使い、改変=遺伝子操作をし様々な能力をもった人間を作り出すという設定も、現代的な視座と感覚を上手くマッチさせている。
気になったのは「オフィス」「スタッフ」という用語が挟み込まれる点。中世ヨーロッパを彷彿させるような世界観の中に現代的な印象の強い言葉が出てくるのは違和感があった。
この世界のライフラインははっきりと明示されていないと認識しているが、少なくとも電気や上下水道はない様子だ(メイ・ランタンという蛍みたいな虫で明かりを得、蒸し風呂の用意に使用人がバケツで水を運ぶという描写がある)
体を改造できる技術を持ちながら上記のライフラインがないことにも違和感が残った。
続編があるらしいので、その辺で補足があるかもしれないが、そこまで評価される程の作品のようには思えなかった。 -
Posted by ブクログ
ファンタジー×ミステリな感じ。
神聖カナム大帝国は、海から襲い来る巨獣リヴァイアサンの襲撃を阻止せんため、高度な生体改変技術を発展させている。その辺境のある豪邸で、技術省高官が体から巨大な木を生やした奇妙な姿で死んでいるのが発見された。
設定というか世界観がなんとも魅力的。。。のわりにミステリ部分にはそれほど生かされてないようにも感じてしまった。いや要所要所ではその特殊な技能がキーになっていたりもするんだけど、そういうファンタジーなパートとミステリなそれとは分かれてしまっているような印象でした。今はミステリ部分、今はファンタジーみたいな。
というか日本語タイトルにもなっているように完全記憶能力者である「記銘師」であるディンの捜査なり活躍が面白いところ。最終的な真相は安楽椅子探偵であるアナが解き明かすわけだけども、解き明かすための手がかり収集こそがこの小説のみどころかもしれない。戦闘から隠密からなにからなにまでこなす有能すぎるワトソン役ディンの活躍がなんともいえず爽快。
続編もあるっぽい終わり方だったので期待。