朝野にわのレビュー一覧

  • 腐芯

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    面白かった!
    最後にある島田荘司さんの選評も、読んでると、うーん?そうかな??なんて思ってたのですが、続けて積読してあった、宮部みゆきさんの小説を読み始めたら…!!!
    島田さんの指摘していることがよくわかった!
    なるほど!
    でも、とても面白い本だった!

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    2026年04月01日
  • 腐芯

    Posted by ブクログ

    住宅街の空き家で高齢男性の遺体が発見されるが、連日の猛暑にもかかわらず、遺体の腐乱はなかった。
    東野署刑事の竜胆は、被害者と同居していた息子夫婦に疑念を抱き捜査をするのだが…

    息子夫婦の妻の態度が刑事を前にしても動じる事なくしたたかで、しかも余裕すらあることに疑問を感じつつ、夫の不可解な行動に、この家族の関係の歪さを知ることになり困惑する。

    後半になり、事件の概要が見えてくる。

    人を狂わせるのは心の闇とは限らない。
    愛情も加減を間違えれば、心を腐らせるとあった。

    手を汚すことなく自分の思い通りになったとほくそ笑んでいたのは、やはり…。
    形にならない悪意を裁くことは出来ないことに竜胆たち

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    2026年04月24日
  • 腐芯

    Posted by ブクログ

    「セントヘレナ島で亡くなったナポレオンの遺体は、本国に移送するため十九年後に墓から掘り返したら、白骨化どころか腐敗もしていなかったそうです」

    真夏の空き家に数日放置された老人の遺体はきれいなままだった
    その理由を冒頭の歴史的事実から推測するところから物語は始まる

    真相には比較的早い段階でたどり着くんだけど、なぜそうなったかの芯の部分は腐敗していて凶々しい悪臭を放っていた

    それにしてもこの小説読む限り、相変わらずの旧態依然とした男社会として警察組織が細かく描写されてたから勝手に男性作家と思い込んでけど、解説読んで著者が女性だったことが分かりびっくり!

    "The body of

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    2026年04月23日
  • 腐芯

    Posted by ブクログ

    第18回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した本作。

    八月二日に発見された遺体は、連日の猛暑にも関わらず全く腐乱していなかった。

    帯には「腐っていないのは“遺体”だけだった」とある。
    では、腐っていたのは何なのか。

    被害者は認知症を患う昭和気質の高齢男性。
    次男夫婦と同居していたが、この夫婦も癖が強く、読者はまず彼らを疑うだろう。

    読み進めると、思い込みや偶然が重なって生まれた悲劇に胸が痛む。

    人には多面性がある。

    腐敗した心が悪意へと姿を変え、誰かを操る強かさを持つこともある。
    そんな人間の側面にゾッとする読後だ。

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    2026年04月18日