久々原仁介のレビュー一覧

  • 海のシンバル

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    ラブホテルの客と受付という関係の中で、お互い名前も知らずホテル内の気送管の文通のやり取りだけで心を繋げていく物語。客である女子高生の主人公は、釜石で3.11を経験しており吹奏楽の先輩の死が確実となったことにより自ら死を選んでしまう。
    作者のデビュー作ということもあり、所々に無駄や納得し難い部分ががありますが、切なさに心動かされました。

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    2026年09月01日
  • 海のシンバル

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    SNSで話題になり、クラウドファンディングで431%達成し書籍化。王様のブランチでも紹介されていたので、気になり手に取った。

    下関の海岸沿いに立つファッションホテル『ピシナム』。そこで働く磯辺逢深(いそべあいみ)は、毎週違う男と201号室を利用する少女Rと、客室と受付を繋ぐ気送管を使って短い手紙のやり取りを始める。互いに惹かれる2人だったが、ある冬の日、Rは突然姿を消してしまった…

    磯部とRとの少し変わった交換日記のようなやり取りで、物語は恋愛小説のていで展開していく。けれども、Rの抱える深い心の傷が明らかになったとき、装いが一転し一気に引き込まれた。

    当事者と第三者。受けた傷の大きさや

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    2026年08月29日
  • 海のシンバル

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     静謐な序章、金魚の赤・気送管ポストでの魂の交歓、先輩のシンバル・轟音の津波、3.11の映像、そして白い封筒と消えない気送管ポストの音でラストへ。
    磯部とRの儚く切ないが確かな愛の証を繊細に描いた傑作!ご献本に感謝!

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    2026年05月25日
  • 海のシンバル

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    とにかく冒頭入りの一文がとても好き
    冒頭一文に感度したのは重力ピエロ以来久しぶり

    カバーの画がとても綺麗で帯引き込まれてジャケ買い
    あまりこの手の本は読まないですがとても面白かった
    (まさか震災関連の本だとは思ってなかった)

    文体もとても綺麗でスラスラ読める
    夜の描写と海辺の描写がすごく印象残ってる

    ジャケと帯に騙されてけど純文学?なのかな
    ちょっと村上春樹感じました

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    2026年04月26日
  • 海のシンバル

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    文学フリマで出会った作家さんの初商業作品です。
    生きることに不器用で真面目な磯辺さん、やっぱり好きだなぁ。
    言葉を大事にしすぎてるけれど。

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    2026年03月24日
  • 海のシンバル

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    文章がきれいで
    丁寧で
    だから磯辺君をよけいに痛々しくさせている。

    磯辺 逢深(あいみ)、
    名前の付け方とか美しくて残酷
    ピシナムで
    見守ってくれる大人に出会えて良かった。

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    2026年03月24日
  • 海のシンバル

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    自然と涙が溢れた。

    私にはもう会えない人がいる。傷付けてしまってなかったか、私の言葉で生きる時間が長くなることは彼にいいことだったか。今も悩む。

    そんな私には救いのような小説だったのかもしれない。

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    2026年03月06日
  • 海のシンバル

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    ファッションホテルを舞台に男女恋愛を描く青春小説、透明度の高さに吸い込まれちゃう… #海のシンバル

    ■あらすじ
    青年磯部は下関のファッションホテル「ピシナム」で働いていた。彼は人とコミュニケーションをとるのが苦手で、ホテルの仕事は身の丈に合っていたのだ。

    ある日ホテルで売春をしているらしき女子高生から、客室と受付を繋ぐ気送管を使って手紙が送られてきた。それから二人は定期的な手紙のやり取りをするのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    人間には呼吸ができる環境ってのがある。

    何の不便もなく幸せに暮らせているときには「呼吸ができる環境」ってのに全く気付かない。しかし仕事や人間関係が辛いときな

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    2026年02月27日
  • 海のシンバル

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    この世に生きる悩みとか鬱屈とかを抱えた主人公。
    なんとなく考え方や生き方は分かるんだけれど、学生だからどこか自分勝手さというか青さを感じさせる。

    せっかく手紙のやり取りしてるのに内容はLINEの痴話みたいでツッコミ所満載だったが、

    最後は過去にとらわれず未来に向かっていて、
    ま、いんじゃない? という感じの終わり方。

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    2026年05月02日