更地郊のレビュー一覧

  • 粉瘤息子都落ち択

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    タイトルどういう意味!?知ってる言葉が知らないつながり方してる笑
    本文も同じで、上司のパワハラで家に引きこもっている格ゲープレイヤーの「野中」くんが独特のセンスの言葉遣いをしていて、固有名詞も満載で、引き込まれてしまった。「択」って言いたくなるな。
    社会から弾き出され都落ちが決まって、友人からお金をもらいながら格ゲーをする底辺にいる野中くんが、怪文テプラをメルカリで売ってから粉瘤を潰しながら加速する物語に、マウンテンデューのような爽快感を感じてしまう!

    「オマトゥマ」の正体が意外すぎて爆笑。

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    2026年05月04日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    こういうどこにも無かった(=今まで読んだことがない)小説に出会えるのはすごく楽しい

    読んでる途中に、この本についての、俺が尊敬する金原ひとみ氏の、どこかに書いてあった「とにかく面白い本」(正確にそう書いてあったかどうか自信はないけど)という書評(コメント)が目に入った
    確かに作中のメルカリ出品のところは大笑いしたし、メルカリ関連の部分は特に面白かった

    なんだけど、氏のコメントを見たがために、ここは笑うべきじゃないかと気を付けながら読む自分がいた、トホホ

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    2026年04月30日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    ななな、何やこの小説は!? とんでもないものを読まされたぞ。
    すばる文学賞っていう純文学の賞を受賞しているのだが、選考では面白いという評価とわからないという評価に二分されたという。
    僕は面白かった。

    主人公・野中は上司のパワハラで退職し、アパートに引きこもっていた。怠惰な生活、荒れる部屋の中、風呂に入るのも面倒で肌もボロボロのなっていく。
    見かねた大学時代の友人・忍は「スト6の対戦をしてくれ」と提案する。引き換えに、月に10万円渡してくれるという。
    以来、月一回のメンタルクリニックと忍とのオンライン対戦に明け暮れる日々。
    九州の実家では父親が病気で死にかけていて、母親からは早く帰るよう懇願さ

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    2026年04月01日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    言い切って10点稼ぐ。それらしく聞こえるように。
    不器用で斜に構えていて歪な択を取ることも、ある生き方の形だなと。

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    2026年05月11日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    ネタバレ

    面白かったですね。タイトルや著者名、表紙からなんにも想像ができずに読み始めましたが、良い物語でした。終盤の高校生との場面、野中が役割にかなり適応していて、でも相手は高校生だしなとか、不適応もちの短い花火ってあるよなとか、結局野中らしさで説明がついてしまい切なかったですね。都落ちしても粉瘤いじるみたいですし。忍とのラストはめちゃめちゃキラキラしていてよかった。その記憶をずっと大切にして欲しい、けど人生のハイライトかもしれない、そう思うとやっぱり切ないなぁ。

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    2026年05月05日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    すごく面白かった。テンポがいいというのか、ぐいぐい読んでしまう勢いがあり、読んでいる間ずっと楽しかった。本を閉じている間はずっと開きたくなった。
    非現実的なのに圧倒的なリアルさ、説得力があり、自分の日常との地続き感が凄い。
    読むとマウンテンデューを飲みたくなる。まずは、安いマウンテンデューのある自販機を探すことから。

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    2026年05月03日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    現代的な空気感(と俺が関知している世界)の上にしっかり立脚している感じがする 爽やかだが爽やかにもなりきらない不思議な、ないしは現実的な読後感

    「…生みの苦しみがあるのかもしれない。実際、少し調子が落ちていた。
    [♪送風・アスカ・ラングレー]」p.84

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    2026年05月01日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    ポインティのオススメ。

    あらすじもタイトルも訳わからず期待値ほぼなかったお陰か、ファニーな意味で面白かった。シュール過ぎる淡々としたやり取りに笑える。頭空っぽにして読める。
    どうしたらこんな話が思いつくのか、話の生まれた背景や作者の生い立ちが気になった。
    ただこれ誰かにオススメする時にどう説明するか分からないだろうな。

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    2026年04月19日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    無職で引き篭もりな若者と友達の話

    登場人物の色んなしょうもなさが良い
    浅いって思う人もいるかもしれないけど、案外というか全然こんなもんなんじゃないのって、そもそも浅い自分は思った

    すごく面白かった!

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    2026年04月07日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    ネタバレ

    8年間住んだ東京から故郷に帰る準備期間に、自販機に貼られたテープを剥がすようにたのまれる。無職で友人から10万円貰ってゲーム対戦し、剥がしたテープに粉瘤つけてメルカリへ。テンポよく進む物語が小気味いい。意味不明だった言葉にも意味のようなものがあることが分かり、全てひっくるめて愛や爽やかさには程遠いけど、これもまた青春なのかも。

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    2026年04月06日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    ネタバレ

    2025年のすばる文学賞受賞作。
    選考で面白いという評価とわからないという評価に二分されたという。
    確かに本作の紹介文にも出てくるテプラで貼られたメッセージ(宣伝見ればわかるのであえてここでは書かない)や、主人公が固執するマウンテンデューなど話題となりやすいアイテムが多い一方で、それがどうしたの?と聞かれると説明は難しい。
    しかし、そのアイテムを取り上げずに語れば、
    主人公は親の呪縛から離れるために上京したものの馴染めず、引きこもり的な生活を8年続けている。
    住んでるアパートは彼の部屋以外はリフォームが済んでいて、彼が出て行くのを待っているというのは、彼が結局親と離れても独り立ちできていない、

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    2026年03月30日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    登場人物の描写やセリフのワードセンスが抜群
    大喜利にストーリーが乗るのでテンポ良く読めた
    奇天烈な設定やシーンにツッコミながら笑った

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    2026年03月29日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    純文学だけどめちゃくちゃ読みやすい。どういう意味??と思っちゃうタイトルですが、すごく面白かったです。
    こういうのも青春っていうのかな。全然キラキラしてなくて、羨ましいとか憧れる…みたいな青春ではないけれど、不思議と眩しくて愛おしくなるような物語でした。

    鬱になって会社を退職した主人公は現在無職。友人からオンラインゲームの対戦相手として月10万円で雇われています。
    かなり謎な生活なんですが、更に謎めいていくのはこれからで、ある日毎日買っている自動販売機の裏に謎のフレーズが書かれたテプラが貼られているのを発見します。
    このテプラのあたりから、めちゃくちゃ面白くなってきます。テプラに書かれていた

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    2026年03月21日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    病んだ27歳の再生の物語。スクールカーストの下の方にいて、なんとなく大学を卒業し、社会人の生活に揉まれた、はたから見るとやや冴えない主人公。ある意味「再生」の物語であったと思うのですが、冴えない彼がただ現実を直視できるようになるまでの様子を描いただけのものとも感じました。終始ネット民的な書き口ですが不思議と爽快な読後感でした。星4つです。

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    2026年03月15日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    一言でいえば”軽い”のだが、文体、表現、アイデア、テンポはまさに天賦の才だと思いました。

    多くの人が経験するであろう”東京編の終わり”に向けたショートストーリーであるからこそ、共感したり、ノスタルジーを覚えたり、、、

    次作にも期待したいです。

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    2026年02月28日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    よかった。


    私小説的な観点と大衆文学的な劇的な物語のワクワクのバランスがとても良い。

    僕も都落ちになりそうなまま必死で東京にしがみついてる。エクセル職人への道を必死に歩んでいるからこそ胸にくるものがあって。

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    2026年02月16日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    最高に面白かった。
    帯の金原ひとみのコメント通り。
    出てくるワードセンスや文体、テンポ感含めて最高で楽しい読書体験だった。こういう作品に出会えるから新人文学賞の本を読むのはやめられないな、という感じ。

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    2026年02月14日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    ネタバレ

    ストーリーは確かにタイトル通りなんだけど、
    面白すぎる!

    キーになるラベルの文章も発想が面白くて秀逸かつ
    実はいくつも伏線が張り巡らされていて、ちゃんと回収されているのもすごい

    そして、面白いだけじゃなくてちゃんと気づきも与えてくれる

    ラベルを作ってたあの2人(3人)がどうかエクセル人間になったり村八分にあいませんように…

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    2026年02月14日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    ネタバレ

    宇多田ヒカルのtraveling陰謀論に始まり、ビットコインで儲けすぎたために人生のメインクエストから強制的に弾き出されたため筋トレというサブクエストだけが生き甲斐になってしまった友人と、電車に乗れない無職の、自販機に貼られたテプラをめぐる底辺冒険(?)譚。
    ただひたすらに、読みやすくテンポの良い面白い文章が続く。格ゲーはわからないけれど、地方出身者の主人のが社会から脱落してしまった理由が「択」という言葉遣いのせいで、でもそんな言葉を使える方が豊かだという気持ちは私も忘れずにいたい。ネットミームでもなんでもいい、たくさんの言葉を操れるほうが豊かな人生なんだ。

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    2026年02月11日
  • 粉瘤息子都落ち択

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    地方で暮らす『スト6』をやったことのない自分にはほぼほぼ無関係な話なんだけど、読み終わったらマウンテンデューが飲みたくなるし、宇多田ヒカルの「traveling」が聴きたくなる。こういう風にどこかしらで何かしらが繋がって、自ずと択が決まっていくのだろうな。

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    2026年05月04日