蒲地正英のレビュー一覧

  • ファミリービジネスの教科書

    Posted by ブクログ

    どうしてこの会社ってこうなの?

    そう感じたら本書のページをめくってみよう。

    ファミリービジネスとは『ファミリーが事業経営や株式の所有に非常に大きな影響力を持っている』場合のこと。

    本書はファミリービジネスについて経営者の悩みの種がQandA形式で網羅されていることにより、ファミリービジネス企業の組織風土が噛み砕ける。
    ファミリービジネス経営者はもちろん、そこで働く従業員、ファミリービジネスの取り引き先などステークホルダーにもおすすめな本。
    ファミリービジネス経営者の立場を知ろうとすることはファミリービジネスの事業継続の発展のため、ファミリービジネスと密接する地域活性化のため、共に両輪を動かすことに繋がるとわたしは思う。

    ファミリービジネスならではの悩みはガバナンスが弱くなりがちで経営者以外の新鮮な視野が入りづらいことではあるけれどそれは経営者の経営判断のスピーディーさと中長期的な視点を保てる強みと表裏一体である。
    ファミリーという公私を分け隔てづらい土壌は番頭役という従業員との仲介役がいることで解決される面もあるそう。

    本書では会社の存続に関わる株式についての記述、ファミリーとファミリー外の役割の違いについての記述など、事業継承についてページが多く割かれている。
    ファミリービジネス経営者に向けて書かれている本だけれど、ファミリービジネスの組織内の暗黙知、空気感はよく現れているため、いろんな読み方ができるとわたしは思う。

    気になる方は、ご一読してみてください。





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    2026年05月12日