江口大和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすい文体で、最初から「この本で訴えたいこと」が分かった。それにしても、「日本では、捕まったら終わり」なんだな、と感じた。弁護士として知識もあり、30代の男性という強さもある作者ですら、心が折れそうになる取り調べに、いったいどれだけの人間が耐えられるだろうか。大川原化工機の事件や、官僚の村木厚子さんの事などを考えながら読んだ。
そして、この本では元の事件については、そこまで深く掘り下げていなかったけれど、「社長が社員に無免許運転をさせていた。もし捕まっても、社長の命令ではないと、口裏を合わせるよう言った。それは、弁護士からのアドバイスだった。だから、作者は有罪」という判決に、ずっと違和感し -
Posted by ブクログ
冤罪事件で耳にするのは、厳しい取り調べで、やってもいない罪を認めてしまったというコメントです。その厳しい取り調べがどんなものだかを本書で知ることができます。刑事事件で検察が起訴した裁判での有罪となる確率は99%を超えています。そのカラクリの一つが密室での長時間に及ぶ取り調べなのでしょう。認めるまで閉じ込めて、精神的に追い詰め、この場所から逃れるために嘘もつくという環境を作り上げること。
一方、本当に罪を犯しているにもかかわらず黙秘をする人もいるので、任意にしろ逮捕して取り調べるわけで、警察機関は慎重であるべきです。
警察機関は、多くの凶悪犯を検挙している素晴らしい組織でもあります。
やっても -
Posted by ブクログ
弁護士の立場から、拘置所に拘留された250日!の心理状態と、人権を踏みにじられる取り調べを詳らかにしたノンフィクション。
読みやすいので、サクッと読める。ちょっと軽すぎ?とも思えるが、そうでなくては多くの人に知ってもらえないという著者の考えがあってのことでしょう。
実名がたくさん出てくるのも、作者の妻が評するところの「好戦的な」性格がでてるのかも。なので、書かれた人たちはヒヤヒヤするだろうし、さぞかしはらわたが煮えくりかえることだろう。それも著者の意図するところだろう。
取り調べの動画がみられるのもお得。
検事ってホント、品がないのが許されちゃうヒエラルキーのトップなのですね。なんか、圧の -
Posted by ブクログ
ネタバレ拘置所での検察官の取り調べの実態は思った以上に過酷だったか、よく分かりました。
残念ながら、半分ほどは読めましたが、後はパラパラ読み(^_^;)
ごめんなさい。
事件自体もハッキリとは分かりませんでした。
戦友としてゴーン氏のことを結構話題にされていたり、反社の人たちを差別しているような物言いだったり。。拘置所を親愛を込めてだそうですが「プリズン」「横プリ」と言われているのもちょっと・・・
弁護士さんだったんですよね。
6歳の娘さんに自分のことを話してどれだけ理解出来るか、それでイジメに合わずにすめばいいけれど。
★2.5かな。 -
Posted by ブクログ
「人質司法」がいかに逮捕された人の尊厳を奪い、「自白」するまで精神を追い詰めるシステムなのかがよく分かる。
著者が受けたひどい扱い(取調べの時に受ける罵詈雑言、まだ罪が確定していないのに罪人のように扱われること)は目を覆いたくなるけれど、著者は感情的になりすぎず、あくまで淡々と事実とその効果を分析する。
その筆致のおかげで、私も冷静に事実を見つめることができた。
令和の現代でもこのような、人を人と扱わない行為が合法的に行われているということが信じられない。
著者の戦いは2025年12月時点で、まだ続いている。その事実がさらに、いま現実に起きていることだと思い知らされる。