井上恒のレビュー一覧

  • 盗む男 ミステリ短篇選

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    「とにかく、小説は楽しくなければならない。」
    解説で井上怛さんが井上ひさしの小説に対する姿勢をこう表現しているが、本作はまさしく読者を楽しませる工夫に富んだ短編集だ。

    どの作品にも日常の中に潜む何らかの謎があり、必ずそこに対しての謎解きがあり、読んだ後に爽快な気持ちにさせられる。それぞれの作品のテイストが異なる点も面白い。短編ドラマとして映像化されそうな作品揃いだった。

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    2026年05月26日
  • 盗む男 ミステリ短篇選

    Posted by ブクログ

    「捨て子」が特に面白かった。
    孤児院で育った作家の主人公小松と、タクシー運転手の篠原。
    学生時代に日記を書き合っていた2人だったが、英文日記ということもあり、小松は似たような内容で書き、一方篠原は早々に日本語に戻し、詳しい日々の内容を書き付けていた。

    小松が少年時代のことをエッセイや小説に書かなければいけなくなると、篠原に日記を見せてくれるよう依頼する。
    タダで見せてもらうのが忍びないので、タクシーを走らせている間に閲覧し、走行料金を支払う、という取り決めになった。

    よく思いつくなぁ。

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    2026年04月07日