ピンク地底人3号のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
没入感がたまらん!映像が浮かぶ!
浮かび上がる個性的な面々。
カンザキさん!ノミくん!妙にリアルで絶対にありえない言葉と身体の暴力の連続。でも、嫌じゃない感覚で読めてしまう。言葉にするのが難しいんだけど、初めての読書体験。
ストーリーは
家電配送の職場にいる、
超暴力的でパワハラ、モラハラ全開のカンザキさんと、鬱病を患っている新入社員ノミくんの話。
他にも個性的な同期や先輩、その仲間達に対する複雑な感情など、描写が見事。
どこまでも理不尽で犯罪級の暴力をふるう、
カンザキさんなんだけど、なぜか憎めないのは、
理不尽さが常識を飛び越えて、存在するわけないやん!ってレベルのキャラだからか?
-
Posted by ブクログ
可愛い表紙だけどタイトルにホラー味を感じるなーと思ったら内容も割とホラーでした。めちゃくちゃ怖い!でも、すごく面白かったです。
めちゃくちゃブラックな家電の配送業者で働くことになった主人公の話です。同期のいけ好かないタカギ君、失敗ばかりで鈍臭いモリちゃん、仏のようなミドリカワさんという先輩と、ヤバすぎるカンザキさんという先輩に出会います。
とにかくカンザキさんが怖すぎて…。怖いっていうのはパワハラ三昧のヤバすぎる先輩としての怖さなのですが、カンザキさんがなぜそこまで理不尽ないじめ(いじめは全部理不尽だけれど)を新人たちにするのかが結局最後まで分からなくて、それがより一層怖さを助長している気 -
Posted by ブクログ
聖書の影響が色濃い小説でした。カンザキさんからの苛烈なハラスメントが繰り返されるブラックな職場で主人公の“僕”は唯一優しく接してくれる先輩ミドリカワさんを慕い愛されたいとまで思うのですが、一方でそこまで深く信じている彼も困難へ本質的には介入してこず解放してくれる訳ではない。読んでいる人は今すぐ辞めればいいのにと思うでしょう。けれど私は、そうしないところにキリスト教徒の両親に育てられた環境と深刻なうつ病を奇跡的に乗り越えられたというふたつの過去の残響、つまり洗礼を受けていない“僕”の無意識下に芽生えていた《神は乗り越えられる試練しか与えない》という信仰を見てしまうのです。本編自体に明確な救いは描