朝水想のレビュー一覧
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稲荷神は落ちこぼれである。人間の中から選ばれた「誉人」の願いを叶える役目を持つ稲荷神の達成件数は、神になってから三百年経った今でもたったの五人。人々の願いは難解で、神様には人の考えが全く分からない。そんな稲荷神は人に寄り添い、人の温かみに触れていき———
すごく良かった。
稲荷神視点で進んでいく物語であるからこそ、彼が感じる人間に対する思いがひしひしと伝わってくる。神様であるからこそ、自己犠牲、友愛、家族愛、嫉妬等の人の気持ちが理解できない。しかし、彼もまた人と触れ合う事で、少しづつ然れど確実に人の気持ちに寄り添うことが出来るようになっていく。そんな神様の感情を追体験できるからこそ、こちらも -
Posted by ブクログ
ネタバレ超好きなタイプの作品でした。
メディアワークス文庫の『神様の御用人』シリーズが好きなひとは、本作も好きなのでは…!
神さまが主人公となる小説は多く存在しているけれど、まだ子供の神さまという設定は見た記憶がなく、神さまも大変だとにこにこ見守るように読んでしまいました。
誉人の願いはどれも難解。なんでそんな願いをしたのだろうか。神さまといったらそんな理由もお見通しなのかと思っていました。
けれどもイナリはその理由を考える。まだ彼がやわ神だからなのでしょうか。
作品を通してすごくほっこりするハートフルストーリーではありますが、誉人の願いの理由を知るとどれだけ切実な願いだったのかを知ることになります。 -
Posted by ブクログ
こんな神様なら信じてみてもいいかもと思わせられる。そんな温かいお話。
『好きなものを数えてみなさいな。いかに自分が幸せか気付くから』
幸せって何だ?答えのない疑問に腑に落ちた気がした。
そうか、幸せって好きなものがあることか、と。
日々好きなものを見つけて、数えて、コツコツと幸せを積み上げていきたいな、と感じた。
『人は死ぬ。しかし、想いは死なぬ。』
『人の想いというものは時に神の力さえ超えていく。』
強い想いが、意思が、覚悟が、願いを遂げさせるんだろう。
人間は面倒だと言いながら。
人間の気持ちは分からないと言いながら。
時に励まし、寄り添い、教えられ、奮闘するイナリ。
天界に戻る為に -
Posted by ブクログ
落ちこぼれの神様、稲荷神が人間の願い叶えるためにイヤイヤながらも頑張る物語 #お稲荷さまの謎解き帖
■あらすじ
何百年と日々神社で人間の願いを聞いている稲荷神。一人前の神になるためには「誉人」として選ばれた人間の願いを叶える必要がある。しかし稲荷神は人間の感情がいまひとつ理解できない… 人間の願いを成就させることができるだろうか?
■きっと読みたくなるレビュー
ほのぼの神様物語、この作品はアニメ化して欲しいですね。絶対見るよ!
ストーリーは、落ちこぼれの神様の卵である稲荷神が、人間の願い叶えるために嫌々ながらも頑張るという筋立て。神様なんだけど決して全知全能ではなく、ちょっと人を誘導でき