井上陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本から伝わってきたメッセージ
『仕事と自分はイコールではない。仕事で評価されなかったからといって、自分の価値が減るわけではない。仕事と自分のアイデンティティをしっかり分け、自分が存在するだけで価値があることを再認識し、自分の時間を取り戻し、豊かな営みに時間を再分配することで幸福が手に入る』
この著者はこれまで「他人の期待に応えられる自分だからこそ価値がある」というストーリーのもとで生きてきた。その生き方をデンマークの文化と言う文脈を使って見直す1冊。
この本を通して、自分の持っているスキーマや生き方・働き方を振り返るきっかけになった。
デンマークが幸福度の高い国としてランキングに入るのは、短時間労働で豊かな国だから。その背景にあったのは、仕事休息以外の第3の時間と言う概念があるから。第3の時間は社会参加することが価値があると言う考え方がベースにあるようだ。家族と過ごす趣味を過ごすボランティアをするなど。
・デンマークの労働運動のスローガン、「8-8-8」
8時間、労働8時間の自由時間8時間の休息
・3遊間のボールは拾わない
・北欧の幸福度の高さ=不幸を取り除くのがうまい社会+時間を幸福に有利に使えること
・北欧の福祉国家は、人々の悩みを減らし、不幸の要因となることを取り除いている
(デンマークでは、どんな親のもとに生まれても無料で大学まで行ける教育システム、無料の医療システム、残業のない労働)
・時間の欠乏が不幸の感覚をもたらす
仕事や子供との時間など、どんなに面白く意味があることだったとして、「多すぎると問題になる」「量は質に影響する」
例)1番好きな音楽10点と2番目に好きな音楽9.5点を同時に流したら?19.5点になる?いや、騒音になる。それが現代社会と言うもの。
ベン・シャッハー氏の授業「ポジティブ心理学」より
◾️2つの心理学モデル
・病気モデル 痛みや欠落といったマイナスをなくしたゼロの状態を目指す
・健康モデル 痛みのないゼロではなく、免疫力が高くより幸福を感じやすい「プラス」の状態を目指す。ポジティブ心理学。
・ワーキズム=仕事主義
仕事に給料だけではなく、生きる意味や自己実現といった精神面での充足も求めるようになり、仕事をまるで自分のアイデンティティーそのものとして扱うような考え方
著者が義父から与えられた愛情から、人間の価値は、条件付きではない、いるだけで存在するだけで無条件の価値があるということを実感するくだりは良いですねー。
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Posted by ブクログ
8-8-8をぜひ実践してみようと思った。
ワーキズムという単語も初めて知ったが、胸に刺さった。
人生の長い時間を仕事に費やすから、仕事を通じて自己実現したいと年々強く思うようになっていたが、仕事が立ち行かなくなった時に自分が無価値になってしまう考え方は少し悲しいし、自分の周りの人のことも成果だけで評価するのも残念。
自分のことも周りの人のことも優しい目線で認めていければいいなと思った。
ルールに合わせるのではなく、自分たちに合わせてルールを変えるために時間を使うことを惜しまないデンマークの文化は素敵だと感じた。
時間がないからと大切なことから目を背けてはいけないんだなと思った。
心に残ったフレーズ
・時間の使い方を変えないと人生は変わらない
・タイムマネジメントではなくエネルギーマネジメントという
・早く帰るにはHOWではなくWHYが大事 -
Posted by ブクログ
読売新聞社でばりばりと働いていた記者が結婚しデンマークで暮らすことになりその働き方、生活などの大きな差について考察した書籍。社会が異なるのでまねることは難しいけど、小さいポイントだけでも取り入れられるものがあればそうしたい。Workism=仕事主義という言葉があり、仕事に給料だけでなく生きる意味や自己実現といった精神面での充足を求めるようになり、仕事をまるで自分のアイデンティティそのものとして扱うような考え方らしい。自分に当てはまる・・。著者のママ友が言った『なぜ他の人は成功しているんだろう、自分は何がいけないんだろう、と考え始めたら自尊感情は真っ逆さまにおちる』ということもよく起こる感情・・。時間もお金も同じくらい大事なのに、時間は易々と仕事に使ってしまっていた。仕事以外の自分や人生を大事にできるよう変えていきたい。