森田さちのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
森田さち(ペンネーム)の主婦としての当事者研究に、上野氏が対話役として立ち、二人の対談集をまとめた書。単なる対談集ではなく、上野氏の専門である家事労働に関しての論考も具体的でわかりやすく、まさに「個人的なことは政治的なこと」が具体的に掴みやすい。上野氏の言動はピシャッと言いながら、そのことの意味を噛み砕き、当事者が言わんとすることは冷気指摘に意義づけられてきたものと説明され、当事者は救われる。森田氏の当事者研究でありながら、フェミニズムをわかりやすく説明された書であり、これを理解するのに初めての人もとっつきやすい書であった。森田氏のYouTubeが気になった。
-
Posted by ブクログ
森田さちさんの当事者研究の聞き手として上野千鶴子さんが選ばれて対談するという形式で書かれたもの。
2人の関係性が希薄なまま、森山さんの自己開示がなされていくので、最初は上野さんが突き放す感じでハラハラしながら読んだ。(最後はやはりとっても優しいのだけど)
森田さんの自己開示を上野さんと共に読者も聞いていくことになるのだが、私には今ひとつ森田さんがどんな人か芯のところがわからなかった。希死念慮の出所や、第四第五子を欲するところや、夫との関係性など、どこか腑に落ちない感じがし続けたし、今もそれは変わらない。
鈴木涼美との往復書簡のような腹の底から抉りあって、血が出るような自己開示は、残念ながら