人里からちょっと離れた山中の古い小屋に夫婦二人でひっそりと暮らす老作家。作家として講演に呼ばれたりはするが、基本夫と二人きり。
そこへ、ある日突然ちぎれた鎖を引きずった黒い犬が現れる。汚れているし、人間(飼い主?)に虐待されたと思われる痕もある。きれいに洗い治療してあげると犬は当然のように小屋で暮らすようになった。イエス(Yes)と名付けられた犬と、老いていく夫婦の暮らしが描かれる。
フェミナ賞受賞作品らしい作品と言ってよいと思う。
体調を崩したパートナーが元気を取り戻した翌日、姿を消したイエスはどうしたのだろうか。悲しい。