飯沼亜紀のレビュー一覧

  • Noを伝える技術 プロダクトマネージャーが教える「敵を作らずに断れるようになる」作法

    Posted by ブクログ

    YESは勢いで言えても、Noには意思と設計が必要。
    その設計のための技術を本書では説明している。

    ・あらかじめ考え方の多様性を尊重する姿勢を打ち出し、「断ることは組織の成長を守るための行為でもある」という認識を周知させることが重要です。
    ・相手を否定するためではなく、相手の善意が間違った方向に進まないよう、軌道修正するための行動です。Noは冷たく突き放す言葉ではなく、むしろプロダクトの未来を守るための優しさでもあるのです。本当の意味での敵はいません。しかし、敵がいないからこそ、仲間を守るためにも遠慮してはいけないのです。すべてを鵜呑みにするのではなく、本当に価値のある選択をしていく必要があります。

    0
    2026年05月05日
  • Noを伝える技術 プロダクトマネージャーが教える「敵を作らずに断れるようになる」作法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    優れたプロダクトマネージャーは断るのも上手い。
    単に断る勇気があるわけではなく、判断に軸がある。
    プロダクトマネージャーに限らず、複数の関係者の調整を軸をぶらさずに実行する人にとって必要な考え方。Noではなく、Notで伝える。
    無意識に実行しているものもあり、自分の行動の整理につながった。

    人は機会損失に鈍感
    やらない理由は言語化する
    相手は敵ではないし悪意ももってない
    ・マクドナルドのモバイルオーダーのビジョンはお客様向けと店舗向け
    お客様:自分の手に専用レジ
    店舗:行列のできない繁盛店

    ▪️p107.ロードマップから日々の行動へ
    具体的に必要な項目
    ・小目標への分解
    ビジョンから逆算した小目標を設定。進捗を測れる単位に落とし込む
    xxを●●%達成する
    xxを〇〇%削減する

    ・判断ポイントを明示
    4月末までにxxが未達成なら追加でサポートを検討する
    6月末までにxxの満足度が〇〇未満なら改善タスクを追加

    ・リソースを紐付け
    xxと▲▲が主導する

    ・上位指標との連携
    OKRのxxへの寄与のために、KPIとして〇〇を年内に達成

    ▪️p116.軸がないと人も組織も揺らぐ

    ▪️p167.依存関係の整理
    ・ブロッキング型依存
    クリティカルパスに食い込むかを見極め、解決スケジュールを確定させること
    ・レバレッジ型依存
    投資コスト<期待される時短・品質向上効果の図式が明確か

    ▪️p188.BATNA
    代替案をもって交渉テーブルに座る

    ▪️p226.NICO
    Need
    依頼者が解決したいニーズ・期待
    Insight
    データや訂正調査から得た事実や洞察
    Choice-of No
    Noの根拠とその代替案(条件付き選択肢)
    Outcome
    Yes/Noそれぞれの判断によって守れる価値・得られる効果

    ▪️p243.上手くいかない時の対処法
    ・ビジョンの言語化と共有
    ビジョンを作るプロセスもメンバーと一緒にできるとベター。
    このビジョンが実現したときにどのような世界になっているかのイメージを膨らませる作業を全員でやってみる
    1年後にはどのような姿になっているか

    ・議論、意思決定、情報共有の場の設計と実践

    ▪️p274.プロダクトのコアな価値を明確にし、意思決定に反映する
    なぜこれを作るのか、というコア価値を軸にすると作る・作らないのブレが減る

    例
    ・ビジョン
    誰もが自分らしく学べる社会を実現する
    - 将来
    - 社会や業界全体をどう変えるか

    ・コア価値
    AIによる個別最適化で学習効率を最大化
    →「学習時間あたりの正答率向上」や「AI推奨問題の解答速度」などでモニタリング
    - 現時点で備える本質的な価値
    - 今日の判断で守るべきもの

    0
    2026年03月02日
  • Noを伝える技術 プロダクトマネージャーが教える「敵を作らずに断れるようになる」作法

    Posted by ブクログ

    つい「まあいいか」と受け入れてしまう自分に気づかされる一冊だった。

    読み進めるうちに、断ることは拒絶ではなく、未来を選ぶ行為だと腑に落ちた。断り方を「敵を作らずに行う」ための考え方が具体的で、ただの対人スキル本ではない。特に「NoではなくNotで考える」という発想には救われた。家庭でも職場でも、相手を否定せずに自分の軸を守れる感覚が心地いい。やらないことを決めるのは、誰かの時間を尊重することなんだと感じた。読後、少し世界が穏やかに見える。

    0
    2025年10月21日