金丸弘美のレビュー一覧

  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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    田舎をその田舎らしさをもって活性化する、各地の取り組みを紹介。それらに共通する法則は、
    1.発見力
    「地域の独自性=(パーソナリティー)はなにか」、をとことん考える
    「よそ者」、特に都会も海外も知っている若者や女性の視点で見つめ直す
    都会やよその地域を安易にまねしない
    2.ものづくり力
    地域の特性に合ったものを栽培し、加工する
    地域の環境や豊かさを大切にする
    国内外の視察で得た学びを地域特性に合うようアレンジする
    商品開発には、食感度の高い女性を巻き込む
    3.ブランドデザイン力
    ソフトと人材の開発にお金を使う
    ものづくりを核に、体験メニューで消費者を巻き込む
    徹底的に「田舎」の物語を織り込ん

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    2016年01月12日
  • 実践!田舎力 小さくても経済が回る5つの方法

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    豊富な事例をもとに、論理立てた説明と実践的な内容で説明をしているので、現場に落とし込みやすいと感じました。

    同じく金丸さんの書かれている『幸福な田舎のつくりかた』では、この中のいくつかの事例が写真入りで紹介されているので、合わせて読むと理解が深まって良さそうです。

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    2014年02月05日
  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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    [ 内容 ]
    「ないないづくし」にあえぐ地方の中から、都会もうらやむ活力と雇用を創出する田舎が出てきた。
    地域おこしの成否は、いったいどこで決まるのか。
    全国800の農山漁村をまわってきた著者が、「発見力」「ものづくり力」「ブランドデザイン力」「食文化力」「環境力」の5つの力に焦点を当てて検証する。
    ふるさとに生きがいと誇りを取り戻す1冊。

    [ 目次 ]
    第1章 発見力―「なにもない」土地に眠る宝を探せ(海外の学生を魅了した「過疎の島」;「そのままの日本」 ほか)
    第2章 ものづくり力―ビジョンを抱いて、きちんと作れ(食による地域おこしは「きちんとした」ものづくりから;間違いだらけの「特産品

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    2011年06月02日
  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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    金丸さんが粟島に来られるってことで、読んでみました。

    いろんな事例が取り上げられており、非常に勉強になりました。

    食のワークショップと、「食のテキスト」作りは本当に面白そうです。

    ぜひ、粟島でも取り組めたらと思います。




    以下、メモです。

    長崎県小値賀島「NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会」

    地元の方が、家に泊まった(アメリカの)学生に、おなかがへってないかとか、お風呂はどうだいとか、また食事の世話をしてくれたりと、気にかけてくれるのが、とても喜ばれる。

    地元のお母さんたちのホスピタリティの感激するらしい。



    その土地に住む人々が、その土地にもともとあるものを再検討

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    2010年01月24日
  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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     食環境ジャーナリストとして活躍する著者が、全国800あまりの農山漁村をくまなく歩き、取材・執筆した。地域の持つ潜在力を、これまでとは逆転の発想で、最大限に発揮する。そんな「田舎力」が、都会もうらやむ活力と雇用を「ふるさと」に創出した成功例を紹介する。
     各地の現場を回って見てきた著者は、農山漁村で暮らす人たちや行政の人たちと一緒に地域づくりにかかわるようになった。生産者と消費者、田舎と都会、ジャーナリストと地域おこしアドバイザーという複眼的な視点から、本書はまとめられている。
    「なにもない土地に眠る宝を探す発見力」「ビジョンを抱いて、きちんと作るものづくり力」「ヒットの秘訣は地方に訊け、の

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    2009年10月04日
  • 食にまつわる55の不都合な真実

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    ネタバレ

    1.しばらく農業について考えてなかったので、全体を流し読みしたかったので購入しました。

    2.日本の食は危機的な状況に陥っているということを読者に理解してほしいということから書かれています。遺伝子組み換えや食料自給率といった聞いたことあるワードについてざっくりと説明されており、このような危険があるということを述べています。データの真偽はともかくとしても、日本では農業について考える機会が少なくいことは確かです。テレビでもあまり取り上げられることがなく、情報規制が厳しくされています。そのため、私たちは自分から農業に対して学びに行かなくてはいけません。
    この本ではすべての問題に対して浅く広く述べられ

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    2020年07月19日
  • 田舎の力が 未来をつくる! ヒト・カネ・コトが持続するローカルからの変革

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    最新の農業事例が詳しく解説されていて参考になるし、個別のストーリーとしても面白い。丁寧に取材したのだと思われる。

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    2017年12月17日
  • 里山産業論 「食の戦略」が六次産業を超える

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    第一章の失敗例の指摘は貴重だ。
    自分の頭で考えずに他所の成功例や流行のキーワード、安易な政策に流れてしまうことが失敗の原因だと思う。
    付和雷同する人物ばかり多く、自分の頭で考え抜き、信念を貫き通す人材がいない。
    このことが、地域活性化をはかるうえで最大の問題だろう。
    著者は文章に独特の勢いがある。広くおすすめできる一冊である。

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    2016年03月29日
  • 実践!田舎力 小さくても経済が回る5つの方法

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    ○地域ビジネスのコンサルティングなどを行う金丸氏の作品。
    ○地域の六次産業化を中心とした地域振興の事例を解説した作品。
    ○日本の地方に秘められた成功のポイントが説明されていて、興味深い。

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    2015年02月16日
  • 実践!田舎力 小さくても経済が回る5つの方法

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    20131023 誰かがしてくれるという考えではなく自分達でやるという気持ちの強さを持てるかどうか。追い詰められたからかも知れないがやればできるしやらなければ何も変わらない。考えさせられる。

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    2013年10月23日
  • 実践!田舎力 小さくても経済が回る5つの方法

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    計画をごく一部で経済性まで読み込んでかなりの完成度で作ってしまって、残りの参加者に賛成だ消してもらうのが速いというのはノウハウ。

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    2013年09月08日
  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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     取材と構成。そこに説得力が生まれている。

     基本は「食」の問題提起。国際価格競争力、工業並みの効率、大量生産が安定経営。

     幻想ではなく破たんし、被害をうけているのは消費者と農業者自信とする。

     ファストフード、添加物で補完する食糧の工業化。

     結果に千葉の農民の弁。「東京の人はたいしたもんだ。これだけ農薬を使ったモノを食べても、死なない」。

     TPPは、消費者の問題である。そうしたことを、今、考えさせてくれる。

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    2011年11月13日
  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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    主にその地方の「食」を活かして、町おこしをする。
    筆者の経験からその方法が示されている。

    「地産地消」とか「伝統料理」とかいっても、
    「地産地消」の現状は単にその場所で栽培・消費されているだけに過ぎず、
    その種はアメリカ産の改良品種だったり、調味料も化学調味料だったりと、
    本当の意味で「地産地消」ではなく中途半端。
    徹底してやることが大切だという筆者。

    これを読んで思ったことは、
    まちづくり・まちおこしは第一にいかにその地域の人を巻き込んでやる気にさせるかであって、
    そのきっかけとして人間三大欲求の1つである食欲に訴えかけながら進めていくことは有効なんだろうなってこと。

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    2011年09月19日
  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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    地方活性化の具体的手法が書かれており、参考になった。
    地域をとことんまで突き詰めたブランディングに勝機がある。
    まだまだやれることがある、とやる気が出る内容であった。

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    2011年01月18日
  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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    地域おこしのさまざまな成功事例を知ることができ、それぞれの地域に行ってみたいと思わされた。細かな試みの再評価や反省・得られた課題などがもっと書かれていればより実用的だったけど、テーマがら、そういう本ではないものな。
    何よりもよかったのは「あとがき」で、作者がこういうテーマに携わるようになった経緯が書かれており、それが自身の生ととても深くかかわっていたこと。それにより、各事例にたいする評価が客観性をやや欠いてしまうとしても、彼がどういう人間として田舎に赴いているのか、その姿勢がわかって、僕は好きなのだ。

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    2009年12月10日
  • 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則

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    ○201「東京の人は元気だよな。これだけ農薬ぶっかけてるのになかなか死なないもんな」
    ★これが農家の本音なんだろうな。心が寒い。

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    2009年10月09日
  • ニッポンはおいしい!

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    地域で輝く女性たち
    みんな、パワフル。私には真似出来ない。
    それぞれが農業や酪農、漁業等、自分が大切に思う食に向きあっている。真剣ゆえに、私もこの人たちが携わった野菜、魚、ジャム、ジェラート、食べてみたいと思った。
    人間にとって食は最も重要な事。その食に対する活動を通して自分の地域を活性化させて、他の地域にもつなげて行く。
    素晴らしい事と思うけど、なかなか難しいなぁ。
    私に出来る事は大切に食べさせてもらう事だけかな。

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    2025年08月10日
  • 里山産業論 「食の戦略」が六次産業を超える

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    主に、地域(田舎)の観光と食育についての話だった。
    地域が衰退している。古い町並みは壊され、地域一帯となり何日かかけて見る場所がない。だから観光客はこない。イベントをしても一過性のもので、地域活性化に結びつかない。
    「おいしい」「生産量日本一」では消費者はひきつけられない。
    その課題を解決する方策を……という導入から入る。
    (観光立国論を書いたデービッドアトキンソン氏と地域再生を民間から手がけ、行政のあり方の問題を指摘する木下斉氏の本の内容に似ているな、と思ったら、参考文献に彼らの本がずらりと並んでいるので、彼らの受け売りで書いている部分も大きそうだ。地域再生と日本の観光についての問題点を知り

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    2022年03月23日
  • 地域の食をブランドにする! 食のテキストを作ろう

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    1.なぜ、農業界のブランド化が失敗しやすいのか、昔考えたことがありますが、再び考えてみようと思いました。

    2.日本の農業のブランド化はあまりうまくいきません。その理由としては、供給側が消費側の事情をあまりに把握していないことが問題だと本書で述べております。例えば、POPを作るにしても「地域限定」と書いたり、「ジャムしか知らないからジャムを売る」という供給者都合で物事を判断し、事業が進んだ結果失敗してしまいます。本書では、このような歴史を簡潔に述べ、今とこれからに必要な農業のブランド化について述べています。

    3.第一次産業は独特の文化が構築されている産業です。いわゆる職人気質が強すぎることと

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    2022年02月23日
  • 実践!田舎力 小さくても経済が回る5つの方法

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    田舎力シリーズ第二弾ということで…。
    実践!とついているだけあって、地方を、第一次産業をこれからどうにかして盛り上げたい人々に向けての実践的な内容が多く記載されている。ただ例を並べているだけでなく、その例の前後関係や、どうやってその例が生まれたのかが前作より多めに記載されているイメージ。

    安易な6次産業化ではうまくいかない。一般的な企業が行っていることを、そしてハードも大事だがソフトもより大事だということがわかっている場所の中でも、一部分だけが成功しているんだなぁと感じた。

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    2019年11月09日