亡霊のレビュー一覧

  • 小泉八雲の世界一美しい怪談

    Posted by ブクログ

    日本の怪談って、どうしてこんなに美しいんだろう。
    怖いというより、どこか人の業みたいなものが滲んでいて、
    読むたびにその悲哀に胸がじんとする。  

    『小泉八雲の世界一美しい怪談』小泉八雲

    まず言わせてほしい…
    子供の頃に読んだ『耳なし芳一』と『雪女』、
    「これどっちも小泉八雲の作品だったの!?」という衝撃。

    そりゃ子供の頃、作者なんて気にしてなかったけどさ?
    でも日本人なら誰もが一度は触れている物語なんだよね。 久

    々に読み返したら、その美しさに息をのんだ。
    平家の亡霊と夜を過ごしたことに気づく芳一。
    氷のように透き通った、あの雪女の美しさと恐ろしさ。

    小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、
    どうしてこんなにも深く日本の怪談を愛してくれたんだろう。

    異国の人だからこそ、
    日本の影の部分の<美>を 誰よりも見抜いていたのかもしれない。

    ✧

    本書には小泉八雲の名作17篇を収録。
    そして現代アーティストたちが描く新解釈イラストが…最高。
    (特に表紙の八雲を描いた橋賢亀さん…美しすぎるので見て…)

    『耳なし芳一』『雪女』はもちろん、
    猫好きとして外せない『猫を描いた少年』
    赤子をおぶって度胸試しをした女性の末路『幽霊滝の伝説』
    美しい女の正体に静かに涙が滲む『青柳のはなし』

    ……などなど、何度も繰り返し読みたくなる物語ばかり。

    ✧

    私はホラーも怪談も大好きだけど、
    最近の怪談って「どうだ怖いだろ!?」系が多い印象。
    もちろんそれも大好物なんだけど…笑

    でもこういう、
    和の美しさ × 物悲しさ × 怪異 が三位一体になった怪談を読むと、
    「あぁ、日本人でよかった」ってしみじみ思う。

    静かに沁みる怪談が読みたい夜に、ぜひ。

    0
    2026年02月24日
  • 小泉八雲の世界一美しい怪談

    Posted by ブクログ

    好きな橋賢亀さんの装画だったので読みました。
    話も面白かったけど、6人の方が描いたイラストが素敵だった。

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    2026年05月18日
  • 小泉八雲の世界一美しい怪談

    Posted by ブクログ

    犬あっち行けー ワン
    の ばけばけは、
    ラフカディオ・ハーン、その妻、松江、熊本迄
    馬鹿にしたような構成、つくりであると
    巷でよく聞く。

    見る気 もないので、興味もない。

    しかし、ラフカディオ・ハーン、松江や熊本は関心がある。

    本書はラフカディオ・ハーンの怪談を翻訳のスタンスで出版されたようだ。

    なかなか興味深いストーリーで、おすすめだ。

    途中からは、
    女の情念の強さを強調する話が
    多くなる。

    最後の二篇は特に有名な
    耳なし芳一
    雪女
    で本書は終わる。

    40歳の年に来日、
    54歳、日本で最期を迎える。

    後に熊本大学教授になる友人の結婚式に出席した時のことだ。
    熊本近代文学館に行った時、小泉八雲の展示コーナーがあり、
    長男の文章が掲示されているのが、印象に残っている。

    僕が、生まれていなければ、
    父は帰国しただろう

    と言う趣旨のものだった。

    今は、くまもと文学・歴史館とリニューアルされている様だ。

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    2026年03月09日
  • 小泉八雲の世界一美しい怪談

    Posted by ブクログ

    「ばけばけ」にはまり、小泉八雲の作品を読んでみたくて、手に取った一冊。
    イラストも言葉も美しく、小泉八雲の世界にどっぷりと浸ることができた。

    怪談って怖いだけじゃない、その魅力が小泉八雲を惹きつけたんだろうなぁと思った。

    特に、「常識」が好きだった。おごってはいけない。

    女性の執念も怖い。

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    2026年01月03日