ハンス・ベルトレのレビュー一覧

  • バンビ 森に生きる

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    バンビ、
    子供の頃、ディズニーの絵本を持っていて、
    その可愛さが大好きだった。

    でもすっかり絵本の内容も忘れてしまい、

    本物のバンビは、ただただ可愛いだけなんかじゃない、森に生まれ落ちたノロジカの、
    とても美しくて、厳しくて、尊い一生の物語だった。

    人間の卑怯さと
    古老のかしこさ。


    ここからネタバレ
    好きなセリフ
    「アイツとわたしたちには差などありはしない。わたしたちとおなじなのだ。なざなら、アイツもおびえ、苦しみ、なやむからだ…。」
    「しっかり生きるのだ。」

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    2021年09月26日
  • バンビ 森に生きる

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    温かくて残酷で強くて、とても良かった。子供の頃にディズニーの絵本を読んだ記憶があって、火事はいつ起きるのかと思ったら火事は起きないし、いい意味で度々期待を裏切られて、そこが期待どおりでとてもいい本だった。強くて美しい。

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    2021年06月01日
  • バンビ 森に生きる

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    ネタバレ

    動物の生態を、五感を、こんなにリアルに描けるなんてすごい。
    自分も生き物としての五感をフル活用して、鹿になったような気分で読んだ。

    生きることは、常に危険と隣り合わせ。
    いつ、誰に食べられるかもわからない。
    そんなヒリヒリするスリルと、誰にも邪魔されずに広い草原で思い切り駆け回れる喜びが、同時に感じることができる。それが生きることだ。

    この物語の中で、人間は「アイツ」と呼ばれ、森の動物たちから恐れられている。
    ゴーボという幼馴染が人間に撃たれたその後のエピソードが印象的だった。
    偶然優しい人間に手当てをされて帰還してからは、全能感丸出しお気楽鹿になってしまう。
    だけどその油断が仇となり、結

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    2025年09月16日
  • バンビ 森に生きる

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    幼少期、絵本があり読んだ覚えがある。
    しかし、内容は忘れてしまっていた。
    かわいいだけでなく、野生動物の現実を突きつけられる。
    ディズニーアニメにもあるはずだが、こんなお話だったかな?

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    2021年11月24日
  • バンビ 森に生きる

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    バンビは(ディズニーの映画は有名だけど)原作を読んでいる人はあまりおらず、映画とはかなり違う、ということは知っていた。
    岩波少年文庫で読んでみようかと思ってからもう長いこと経ってしまったが、酒寄さんの新訳が出たのでいい機会だから読んでみることに。
    ディズニーアニメでは火事が大きな事件だったが、こちらで森の動物たちの恐怖の対象となるのは人間。
    ハンターがしばしばやってきて、鹿や鳥を殺していくことが最大の恐怖で、それに比べれば鹿同士の喧嘩や冬の寒さや飢えなどは大した問題ではない。
    狐はいるが、鹿を捕食するような大型の肉食獣はいないので、人間さえ来なければ平和で豊かな森なのである。
    ザルテンは他にも

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    2021年05月07日